自分がこの世に生まれた意義は、魂というデータだけが知っている!




このご時世、生きていくことが険しい状態になってしまった人々が益々多くなりました。今回、「この世に生まれた意義は、魂というデータだけが知っている!」という題しましたが、今までこのサイトに書いてきた「人の人生と運命」のすべてを纏めた記になるかもしれないと思います。

この世界(地球上)に生きている人間は、実に様々な境遇を与えられた立場で「生きるということ」をしています。

「たまたま偶然にその場所(環境)へ誕生したの?」

それとも、「そこへ生まれることが決まっていたの?」

そんなことを、ふと思ったことがあるかもしれません。

今回はそういうことを記していきたいと思います。

生まれた目的は自分の魂だけが知っている

退行睡眠というのを受けたことがある人は、この事を分かっていると思います。自分にもし前の人間として生きていたことがあったならば、いったい何処の誰だったのだろうということを・・

過去の人生体験で味わった苦いこと、良かったこと、力が付いたこと、出来なかったことなど沢山の「想い」というのが、まるでハードディスクに記録されるかのように「己の魂」には刻まれているという証が分るのです。

でも初めて人間としてこの世に生まれてきたという「人生の1年生」という人(魂)もいるかもしれませんけれど・・。

だいぶ昔のこと、ある精神ブログサイトに書いてあったことを今でも覚えています。

現実のこの世で「生きていくのには厳しい境遇」で生まれ育ち、それでも今を生き抜いている人たちは「上級の魂」が変化したものであり、若干の苦労しか遭遇しない人間というのは「初級生の魂」で生まれたものである。

このことから考えると、自分の今生どのくらい苦労しているかで「魂のレベル」が何年生くらいなのかが何となく分かりそうです。

凄い難病と闘いながら生きている人たち、ずっと目が不自由で生きている人たち、足や手が動かせなくても生きている人たち、毎日食べるものが不足して困っている人たち、全て生き抜くのが厳しい状況のシナリオとなっている人生ですが、最後まで立派に生き抜くというレベルの高い使命があるのかもしれません。

私も長い人生を生きてきた間には、厳しい試練の体験も何度かありました。しかし、これを記しているたった今(現在)は「安心、安全」に毎日生きていられる立場ですから、おそらく「上級生」ではないのでしょう。

現代科学では証明することはできませんが、「精神」や「魂」は肉眼で見えなくとも存在しており、全てを司っているものだと私は思っています。

直観で選んだこと、何故かそういう状況になったこと、そういう流れになったことなど全ては自分の魂の導きが影響しています。

未来はすでに決まっており、そういう流れになっていくのです。家族になる人も、自分の子に生まれてくる人も、その体から抜ける時も既に決まっていたのです。

昔、あるTVドキュメント番組でやっていたのも納得させられるものでした。

アメリカで平穏に暮らしている一人の婦人が、ある時火事で大やけどを負ってしまいます。重症となって生死をさまよっていましたが、ある日夢かうつつか3~4歳くらいの男の子が出てきて、「ママ、頑張って生きて!僕がその家に生まれるんだから・・」

その夢をみた婦人は、医者も驚くほどに回復していきました。あの男の子ともう一度会いたいと強い生きがいを得たのでした。

それから数年後、その婦人は男の子を身ごもりました。やがて男の子は「あの時」見た通りの子になっていました。

そして、あの時の年頃になったある日、「ママ生きてくれて、ありがとう」と言いました。

細かい出来事は別として、ある程度おおまかなシナリオは決まっているということなのです。どんな人と出会うのか、どんな家族を持つのか、どんな仕事に就くのか、どこまで体に居られるのかなど、おおまかに決まっているのです。

そう考えれば、自分にとって遭遇する大きな出来事は全て自分のシナリオであり、誰のせいでもありません。

こんな人と一緒になってしまった、こんな子供を授かってしまった、こんな会社や仕事に就いてしまった、こんな事故に遭ってしまった、こんな最後になってしまったなど、全て自分のせいであり自分の与えられた(作ってきた)シナリオです。

そういう風になることになっていたのですから、仕方ありません。誰のせいでもなく、自分の宿命(定め)というものです。

その出来事を体験する大まかなシナリオを考えたのは、実は自分なのです。

それを解からないので、みんな人のせいにします

自分の魂は生まれた意味や目的、そして物語(シナリオ)を全部知っているのです。

前の失敗や無念を乗り越えたい想いの魂で生れる!

ロールプレイングゲームをやったことがあれば分ると思いますが、一度失敗すると人は同じ失敗はしない様に考えて、次は違う方法を選んで再挑戦するものです。

同じ失敗は次はしたくありません。そしてどうせなら、さらにまた違う体験もしたいと考えます。

前の人生で失敗したこと、無念にも志半ばで逝かされてしまったこと、出来なかったことなど、次は必ず果たしたいとみんな思います。

魂は前世のデータ(記憶)をアーカイブ(倉庫入り)しているので、今生の自分も影響しています。

何故か得意なこと、優れていること、なぜか惹かれることや物、興味を持たされることなどは引き継がれている魂の中にある過去データの現れでしょう。

この世を長年生きてきた私の考えではありますが、今まで出会った人で「どんなに辛い生活になっても、自ら命を絶つなんて考えたこともない!」と言っていた方々は、おそらく前回に自害して後悔した経験があるに違いないでしょう。

今まで長い間、この世にはそれこそ世界中に沢山の「自害せざる負えなかった人々」がいました。ローマ時代や日本の戦国時代、江戸時代、明治、昭和と多くの無念で逝った人々がいます。

同じことを次はしないと考えますので、「次は絶対そうしない!」と決めて来るはずです。魂に刻まれて次の世に出てくれば当然に「人生を最後までやる!」という気持ちになるのです。

次はこういう人生にしたい!と自らシナリオを作ってくる。

先にも記した通り、前の人生で得られなかったことを希望して来る次の人生シナリオですから、ほとんどシナリオ通りに希望していたことを得られる人生になります。

しかしその代わりに、前に得られていたものは特に希望してシナリオには入れることはしませんので得られない人生になるでしょう。

私の経験上、その良い例を知っています。

その婦人は子供を授かることはできないまま歳を取ってしまいます。国の機関に属する仕事に就いている立派な夫によって余裕のある収入を得られ、経済的には全く苦労はありませんでした。

海外旅行など夫婦で好きな所へ行け、週末は美味しいお店へ外食に出かけられる豊かな生活をしていました。しかし、どうしても欲しかった自分の子供は得られないまま月日は経っていきました。

ある時、子供が得られない運命を視てもらう機会があり「退行睡眠」を受けます。すると、その意味がはっきりします。

前の人生では婦人はインドにいました。沢山の子供を授かりましたが、常に貧乏な生活で毎日の食べ物にとても苦労していたのです。

「子供は要らないので、貧乏ではない生活をしてみたい!」

やがてその婦人は、この生涯を悔やみながら人生を閉じていきました。

そうです、その婦人は前の人生で悔やんだ通りの新しい人生を今回やっているのだと解りました。

今生は経済的に苦労はありませんが、子供は持てないシナリオを持ってきたのです。

人の欲望は切りがありませんね。

無いものねだりを繰り返す、様々な経験を繰り返すごとに魂は進んでいくのでしょう。

「クラウドアトラス」という映画(トム・ハンクス出演)も、上の様なことを語っています。

今いる自分の立場、不幸に立たされていても余裕の生活が出来ている人も、病気と闘っている人も、仕事で成功している人も、独身の人も家族の問題を抱えている人も、被害に遭った人も、被害を与えてしまった人も、すべて今生の避けられない試練です。

最後に

どんなことがあったとしても自分の魂(精神)というのを信じていきましょう


おまけ記(余談)

悔やむ「乗り越えられない試練」を人生シナリオにはしない!

その昔、私もあるゲームをしていた時がありました。そして、どうしても乗り越えられない問題やどうしても強くて倒せない敵に遭遇してしまった時、憤慨して離脱しゲームを辞めてしまったことがありました。

ゲームに例えるのは少し無理があると思いますが、もしかしたらこの人生も自分にとって乗り越えるのが難し過ぎるシナリオを作って来てしまった人が、無念にも途中で離脱(自害)してしまうことになるのかもしれません。

途中で辞めてしまった後は、どうしても胸に残ってしまうものですから「再挑戦」を強く望むでしょう。(次は絶対に!と)

「自分ならこれぐらいは解決し乗り越えられるだろう!」と自信をもって、わざと難しい人生シナリオを作って来てしまったせいで、途中で断念(自害で離脱)してしまうことのない様に、ギリギリどうにか乗り越えられるくらいの試練のシナリオを持ってきましょうね。

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