今回はちょっとしたコンクリート穴埋めに、100均のセメントはちょうど良かったという記で綴っておこうと思います。
屋外の玄関アプローチには、その昔に並べたレンガが敷かれてありますが、当時適当に数を誤った為か(忘れましたが)レンガ同士に大きく隙間がある箇所がいくつかあるのです。
この状態で既にもう15年以上も経っているわけですが、最近になって裏から表への通路を台車等がスムーズに通れるよう整えることになりました。
所々にレンガ敷きとの大きな隙間があると、台車などの車輪が落ちてしまうので非常に動かしずらいのです。せめて表庭に抜けるまでは大きめの凹を整えたいわけです。
ホームセンターに行くとインスタントコンクリートという水だけ加えて使えるものが売っていますが、kg単位で販売されています。しかし今回は部分的な穴を埋めるだけなので、余ってしまいそうな大量のセメントは必要ありません。
そんな時ちょうど、少量のインスタントコンクリートが100円ショップ(ダイソー)で売られているのを見つけましたので、さっそく購入し試してみたのです。
本来は補修用セメントとして使われる想定ですので、パッケージにある通りこの700gの施工面積は3mm厚で40cm×28cm程の目安のようです。(加える水の量は110ccとして)
今回の穴の深さは1cm~3cmくらいですがレンガとレンガの間の穴形は様々なので、どのくらい必要なのか実際にやってみないと全く分かりません。
とりあえずまず一番深みがありそうな穴(3cm程)に最初に使うことにします。不要になったプラスチックの風呂桶に700gを全て入れ、少しずつ110cc~水を注いでいきながら棒でかき混ぜます。
かき混ぜる時に始めはセメント粉が舞いますので、マスクをしていた方が良いでしょう。またなるべく風下に居た方が服装に粉が付かないです。
かき混ぜると次第に手ごたいが重くなってきます。水と反応してコンクリート化していくのです。段々とかき混ぜるのが力が必要になっていきますが、もう少し水を足すと(定量よりも多いですが)比較的スムーズにかき混ぜられる様になります。
セメント粉が無くなったらコンクリートの出来上がりなので、目検討で穴へ入れていきました。(水が少し多いどろどろのコンクリートならば穴に流し入れることができますが、水が少ないと塊りに近いので流れ落ちません。)
加える水の量の加減は確かに難しいですが、容器からドロドロと流れ落ちる方が扱い易いと思いました。水が多すぎるとベチョベチョでコンクリートの厚みが出ませんし、水が少なすぎるとゴリゴリの重い塊りに近い状態で容器から出すのが重くて大変なのです。
この700gセメント1袋を全て使い切った結果は思ったよりも充填容積は少なく、これではまだ当然に足りませんでした。上の画像を解かりやすく絵に描くと↓こんな容積でした。
仕方なく追加購入に行って、他の穴埋めを続けました。やっていくうちに水の配分にも何となく慣れてきましたが結局合計3袋使用となりました。
翌日にコンクリートの固さを確かめましたが、特に問題はなく100円ショップのインスタントコンクリートでも充分に穴塞ぎができると分かりました。
やはり水の配分が一番肝心で、パッケージに書いてある目安の水分量では足りなく「パサパサ」とした感じの質になるので、それよりも少し多めの水分量で「ドロドロ」となったコンクリート状態が最良なのだと思いました。
今回の様なちょっとした箇所の補修や穴埋めには、ホームセンターで売られているkg袋では多すぎますので、100円ショップでこうした少量のインスタントコンクリートが売られているのは本当に有難いことでした。
少量の袋で買い物袋でも持って帰れますし、袋を破かなければ長い期間も保ちますので大変良い商品だと評価したいものです!(予備に物置に1袋あっても良いかもしれません)