人それぞれ性格によって違うと思いますが、還暦を過ぎて「よくこうして60年以上も生きていられるものだ」と、もしかしたら私と同じようにそう想う人もいるかもしれません。(60年の間、心臓が休まずに鼓動している自体も不思議という点でも・・)
今までの長い月日の中には多かれ少なかれ事故やケガ・病気を経験してきたと思いますが、それでも今日にここにこうして生きているのは運の良い偶然か奇跡かの連続(積み重ね)だったとも思えるのです。(前記「普通に暮らせていることは奇跡の連続だと思う記」)
この広い世界には人生の途中で絶体絶命の状態から奇跡的に助かった人たちが沢山いるのですが、それはたまたまの偶然だったのか、それとも科学や常識では考えられない奇跡という現象だったのか、それは誰も分かりません。
今回は最近観た奇跡の実話・ドキュメンタリーから、この世界にある【偶然か奇跡か】について考えてみたいと思います。
この世の中には、目には見えない・科学では解明できない不思議な現象や奇跡の体験した人が沢山います。(自分もそうですが)
そして、それは単に偶然だったとはいえない事も多く、現代科学でも解明ができない為に単に幸運だったとか不運だったとかで締められます。
目には見えない・証明ができない事を通常は信じませんが、この世には目に見えなくても説明がつかなくても実際に体験した人がいるかぎり、それはあるのでしょう・・
今までも幾つかの奇跡の実話を耳にしましたが、ここ最近知って感銘を受けたのはアメリカのノンフィクション映画で、現代医学からは考えられない不治の病から奇跡の寛解を体験した物語でした。
その実話は「天国からの奇跡」という題名で2016年に映画作品となっていました↑
アメリカの田舎町で平凡に暮らしていた家族に突然不幸が訪れました。それまで元気だった小学生の次女アナが突然、現代の医療でも治療法が解かっていない致命的な腸の病気になってしまいます。
母親クリスティの強い懇願により運よく遠い場所の専門医に診てもらえることになったのですが、その専門医の治療でも限界となり最後の時間を家で過ごすこととなったのです。
残された最後の時間を家族で過ごしていたアナでしたが、ある時お姉ちゃんと庭の古い大木登りをして木の中に出来ていた10mもの深さがある空洞へ落ちてしまいます。
子供しか入れない狭い穴のため、レスキュー隊も苦戦し時間がかかりましたが、どうにか助け出され緊急ヘリで病院へ運ばれます。(珍しい事故のため、当時実際にTV中継で放送されたようです。)
ここから不思議なことが起こります。緊急で運ばれた病院で両親が不安な気持ちで待っていると、各検査をして診た医師が出てきて告げた言葉に驚きしかありませんでした・・!
「お嬢さんの状態を検査した結果、これは何といったらいいか・・」
「(あんな事故をしたにもかかわらず)不思議なことに骨折も無く関節も正常で、内部出血もアザもなく身体的な損傷が見当たらないのです・・私も長年医者をやっていますが、こんなことは初めてですよ!」
それから家に帰ってきて数日後、不治の病であったはずのアナの腹部も張りがなくなっていきます。それに気づいた母親クリスティは再び驚きました!
そして次女アナがポツリと言います。「治るって言われたの・・木の中に落ちていた時、知らない綺麗なところに行って、誰かの声に」
アナは誰も信じないだろうから、そのことを誰にも言っていなかったようで、
「信じなくても、その時が来れば分かるから・・」
アナが言ったその一言に、両親もうなずくのでした。
英訳:あれから病気はしていません↑
そして母親のクリスティは、「なぜ転落事故にあってからあの不治の病が治ってしまったのか?」を念のためアナを担当していた専門医に医学的な回答を尋ねに行ったのでしたが、医師でもその答えは分からなかったのです。
臨死体験して蘇生したという体験は多いですが、このように不治の病がそれから治ってしまうというのは全く不思議なことだと思います。
現代医学をもっても何故病気が治ってしまったのかを説明できないというのは、目には見えない科学でも証明不可能な何かがあり、正に「奇跡の現象」としかいえないのでしょう。
次の体験もとても興味深い実話ですが、やはり同じく蘇生体験でプラスアルファの出来事が付いていました。
この体験者は医学のスペシャリスト・脊髄外科医師でしたが、やはり今まで学んできた医科学で常識的には考えられない領域を自らが体験したというものです。
3人の母親でもあるその女医はカヌーを趣味として度々渓流下りに行っていましたが、ある時その事故に遭います。岩肌にぶつかる渓流の激しい流れにカヌーが転覆し、彼女は溺れて意識を失ってしまうのです。
それに気が付いた仲間がどうにか彼女の体を見つけて山から運び出し、救急車を呼んで病院の集中治療室へ入れられます。
一時は心臓が停止し死亡が確認されましたが、奇跡的に再び鼓動が始まり蘇生したのです。
その彼女も一般的にいわれている臨死体験をしたようですが、普通の人と違うのは無情な「お告げ」を伝えられ還ってきたことでした。
「長男は成人にならないうちに今生を終える」という、母親としては非常に残酷なものでした。
「なぜ、私の長男なのですか?」という問いに、見えない存在は
「全てのものには寿命はある」という答えでした・・
彼女は普通の生活に戻ってもそのお告げのことが常に頭から離れず、いつ連れて行かれるのか心配でずっと長男に目を配っていました。(長男には当然に信じてはもらえなかったので・・)
18歳を過ぎて無事に成人となる21歳まであと少しまできたところ、スキー合宿で交通事故に巻き込まれ、やはりあのお告げ通りに長男は連れて行かれたのです。
当初大きなショックを受けた彼女でしたが、あの体験を思い出して再び立ち直ることができました。
あの綺麗なところで、長男ともまたいつの日か会えると確信しているので・・
死からの生還も奇跡的な現象ですが、そこで聴いたお告げのことが(何故彼女に伝えられたのか)とても気になりました。
この世を去る時(今生の寿命)がそれぞれ決まっていることがこのお告げで分かりましたが、それを彼女に伝えたのは何か特別なわけ(意味)があったのかもしれません・・。
この他にも世界中には常識ではありえない奇跡の生還を経験した人が沢山いると思いますが、そのほとんどは現代科学では解明できない不思議な(奇跡的な)現象となっているのです。
今回は奇跡の現象がテーマであり臨死体験がテーマではありませんので↑この1実話だけにしておきますが、次の実話は偶然にしてもこの奇跡の現象は起こせない(ありえない)といえる非常に衝撃的なものです!
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