花粉症(鼻水くしゃみ)にエピナスチン塩酸塩が本当に効いて驚く記!




今まで本当に辛かった花粉症による鼻水鼻づまり、くしゃみが、最近の第二世代抗ヒスタミン薬・エピナスチン塩酸塩という薬によって、驚くほど効き目があった様なので今回は記しておこうと思いました。

私自身は先の記にも書いた通り、若い歳に苦しんだ花粉症といわれる症状から歳を取っていくうちにいつの間にか逃れることができました。しかし、家族の中には酷い花粉症に悩まされている若い世代がいるのです。

毎年のごとく、立春を迎えた時期から桜が咲く頃までの間は何事をするにも集中ができない花粉アレルギー症状に悩まされています。

また特にこの期間は受験生にとっては花粉症の攻撃は致命的なものであり、止めど無く溢れる鼻水や次々と起こるくしゃみによって勉強に集中することができないとなれば、それは大きく試験にも影響するのです。

私もかつて鼻水が酷かった若い頃、新発売されたスプレー式の鼻水止めを使っていました。しかし、これはほんの一時しのぎだけの効果で、使い続ければ次第にさらに酷くなってしまうものでした。

幼児期から思春期を迎える頃までは何とも症状が出なかった我が子供たちも、思春期を過ぎる歳から症状が出るようになったと記憶があります。

ドラッグストアにはこの時期、いろいろな花粉症対策の市販薬が並んでいます。店員に尋ねてお勧めの薬を聞いたとしても、どれが自分にとって効果があるのかは、試してみなければ実際には解かりません。

たくさんの種類が売っている中、意外と一つ一つが高価なものなので、数種類を購入するのも厳しいものです。1種類でいいから本当に自分に効くのが欲しいのです。

昨年も花粉症アレルギー市販薬を購入したことがありますが、あまり効果が感じられない様だったので花粉症期間という、40日間程度の期間はひたすらに耐えていた感じでした。

名前は忘れましたが、飲まずに口の中で溶かすタイプの鼻水鼻づまり薬を試してみても、当人には効果が全く無かったとのことでしたから、市販薬に期待外れを抱いていました。

しかし最近になって、一粒で長く効くという「新開発の抗アレルギー薬」がTVのコマーシャルで目に入るようになりましたので、周囲の知り合いやレビューなどで評判が良い「第二世代抗ヒスタミン薬」の市販薬1種類を購入し、本当に効くのかを試してみたのです。

その商品名は「アレジオン」で、正式には「エピナスチン塩酸塩」という薬名みたいです。

ともあれ今回も期待外れの場合もありますので、とりあえずは一番安い6錠入りを買ってみました。しかし、わずか6錠入りにもかかわらず1280円もする高価な薬です。この小さな薬が1粒あたり¥200以上するとは、よほど自信がある薬なのだろう!と大きく期待しました。

この市販薬のホームページを見ると、薬の作用について説明がありました。一般的に抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬の作用とは基本的に同じ感じですが、この薬の特徴は今までのものとは違う感じです。

上の図の様に、花粉という侵入物を感知したマスト細胞・肥満細胞といわれる「外敵センサー係」がヒスタミンという指令書を放ち、その命令書を受け取った受容体は各神経や防御システムに発令して攻撃部隊を招集、外敵を排除する行為(くしゃみや鼻水)を起こします。

この行為を起こさせなくするには、指令書を放させないか受容体に受けさせないかすれば良いわけですから、それを抗ヒスタミン薬の働きでブロックさせるのです。

薬品の開発とは凄いもので、肉眼では到底見ることのできない成分を作って人間の細胞組織の働きまでも操る様にできるのですから、本当に驚くばかりです。

効き目を試して実証する

さっそく、この小さな一粒の抗ヒスタミン薬(エピナスチン塩酸塩)が理屈通りに効くのか、どのくらいなものかを試してみます。

今回は毎年酷い花粉症で苦しんでいる家族の一人に服用させました。

その結果は喜ばしいものとなり、その様子を聞き取り調べてグラフに表してみます。

上の図(グラフ)を説明すると、まず夜の11時に1錠服用して就寝、朝起床時で8時間経過。

朝のうちは大きな効果は感じられなかったようですが、その後症状の改善効果は6時間かけて上昇していったようです。(鼻水鼻づまり、くしゃみ等が出ない良い状態へ)

お昼近くまでになると本当に花粉症を忘れるくらいの体調を実感、くしゃみや鼻水、鼻詰まりもなくテッシュが不要になったので行動に集中が出来たようです。

しかも強い薬は眠気を起こすといわれていますが、説明書通りこの薬にはその副作用は無かったとのことでした。

グラフをみると解る通りに、その後は急激に効果が落ちてきます。驚いた事にこれはまるでタイマー仕掛けみたいです!

夕方~夜、家に戻ったきた後は再び花粉症の症状が戻ってきた様で、くしゃみや鼻水鼻づまりが再発してきたのにはビックリでした・・

ともあれ、朝に家を出てから日中の間に症状が抑えられれば一日本当に助かるものです。

今まで買った花粉症市販薬の中で、こんなにハッキリと効果と効果時間の解かる薬はありませんでした。人それぞれ体質が違うかもしれませんので、今回のこの市販薬アレジオン(エピナスチン塩酸塩)という市販薬が全ての花粉症の方へ効果があるとは断定できません。

しかし、少なくとも我が家族の花粉症患者には一粒¥200だけの価値はあったようです

桜が咲く頃には症状が終わると言ってはいますが、それまでの40~50日間を毎年耐えていたのは可哀そうでした。そんな中、今年は辛い日々に助け舟が現れたのは良かったと思います。

副作用が少ないと説明にありますが、もちろん薬なので使いすぎると何かしらの副作用も出る可能性がありますから注意しないといけません。

*還元水でアレルギーが改善できるかもしれない記(新記事!)


*今回は市販薬で久しぶりに「薬の効果」を感じられた記録を綴ってみましたが、この市販薬を宣伝しているわけではありません。人によっては別の市販薬が合っているかもしれませんので。