晩秋の頃、家の中に小さなアリと羽アリが仲良く一緒に行進しているのを見かけたのです!
長く住んでいると、家の中の様々なところで極小さな蟻を見かける時がありますよね~
秋も深まる時期になり朝晩冷え込む様になりましたが、日により日中は暖かい陽射しが部屋に差します。そんな時、ふと1F和室の柱に小さい蟻の行列を見かけたのでした~!
本当に小さな蟻なので、手に乗って歩いているのに感じないくらいです。ふつうは体に生えている「産毛」によって、虫などが体に着いて歩いていれば感じるはずなのですが、このぐらい小さいと感じないのです!
ともあれ、蟻の駆除対処として「蟻コロリ」のような毒エサを持たせて巣に運ばせるタイプも用意したのですけれども、顆粒のエサが蟻の大きさや出入口よりも大きいのでダメな場合もありました・・
ということで、今回は行列の原因となっている侵入出入口を突きとめられたので、いつもの様に100円ショップ品で売っていた穴埋めパテを使って対処したレポートです!
上の写真は、実際の画像を横に回転させて分かりやすくしたものです。(本当は縦)
マクロ画像なので大きくは見えますが、実際は極めて小さい蟻なのです!
小さな働きアリの行列に、大きな羽のある黒い蟻が混ざって出てくるのですが、同じ種族だから一緒に仲良く出てくるのでしょうか?
羽が生えている蟻も大きな体と中くらいの大きさがいましたので、蟻図鑑で調べてみました。
羽アリといえば、「シロアリ」が心配されますが、どうやら違う羽アリのようでした。
小さな働きアリは、真っ黒ではなく黄土色というかベージュ色というか、そんな様な色なので たぶんですが「アメイロアリ」「サクラアリ」「キイロシリアゲアリ」のどれか? かもしれません。しかし、羽のある蟻は働きアリとは大きさも格段に違い、色も黒い感じに見えます。これって、同じ仲間として巣にいたのでしょうか・・同じ種族とは到底思えないのですけどね~
上の画像に写っている羽アリは比較的一番大きく目立つタイプですが、これくらいの大きさの羽アリも侵入してくる穴が開いているのでしょうか~?
一度見かけた時は、どこから来るのか分からずに行列を排除するだけでしたが、また今日も同じ所に出てくるとなれば(3度目では)どうにか対処しなければなりません!
天気が良く日中暖かい日だったので、アリたちもまた同じ穴から屋内へ侵入してきたのでしょう。とりあえず対処するためには、面倒でも家具をどかしてみなければならないです。
行列を辿っていくと、コンセントのある箇所に隙間が出来ていることを発見!
そして、よく見ると小さな蟻たちがそこから出入りしていたのですね~。
こんな僅かな隙間から、あの比較的大きな羽アリも通ったのか~?!と感心してしまいます。まるでゴキブリの様に匍匐前進(ほふくぜんしん)したんですかね~?
さて、原因箇所が判明したところで早速に恒例の「100円ショップの品」で対処しましょう!
侵入口である隙間を塞いでしまえば良いわけですから、「パテ」でも「シーラント」でも塞げれば何でもいいわけです。
たまたま買ってあった「100均の穴埋めパテ」の残りがあったので、今回はそれを使うことにしました!
施工中に働きアリさんも出入りしようとして慌てていた様ですが、かまわずパテを絞り被せていきます!
隙間の多い箇所にはパテを多めに出して穴を塞いでいきます。時間が経つと硬化していきますので確実に隙間がないように確認します。
砂壁なので長年の経年劣化によって壁も痩せてきた為、コンセントカバーと壁の間に隙間ができてしまったのでしょう。
これでこの場所からは来年も侵入してくることはないでしょう!
ほんの少しの隙間でも、あんな大きい羽アリが通って入ってくるのだなぁ~と、今回初めて分かりました~
蟻を家の中で見つけた場合、その行列を辿って行けば侵入してくる箇所を突きとめることができるのですが、備え付けの洗面台やシンクなどの奥から来ている場合は奥までは追うことができないので仕方がありません。
寒い冬になれば自然にいなくなるのですが、それでも見かけると気持ち悪いものですね~
シロアリの場合は真剣に突きとめるべきですが、今回の様に家屋に危害を及ぼす事のない種類の蟻でしたら根絶させなくとも「侵入阻止」だけで許してあげたいものです・・