玉川温泉 秋田
前回からの続き–
放射線とラドンガスのホルミシス効果を考えて
<その2>
前回の通り、低い線量の放射線を体に浴びることは
体にとってホルミシスといわれる良い刺激になり、
自己治癒力を活発化できるということでした。
医者の医療には頼れない病気の人々が、藁をも掴む気持ちで
そのホルミシス効果を得るために向かう場所があります。
日本国内で分かっているだけでも十数か所あるらしいですが
今回は特に知られているその数箇所をとりあげてみました。
秋田県にある「玉川温泉」は、昔から奇跡の湯として有名です。
源泉からラドン含有する蒸気が一帯に広がり、岩盤からもラドンが
放出されているところです。
様々な医科大学などの研究もあり、難病や癌に良いとして
評判があり毎年多くの人が訪れるようになりました。
鳥取県にある「三朝温泉」は、玉川温泉よりもベクレル量が高い
世界有数のラドン含有量を誇るところで有名です。
この三朝町はウラン鉱山地域で、あえて温泉に入らなくとも
常に暮らしているだけで、ラドンガスの恩恵を得られている
ということになるわけですから、癌になっている人が少ない
統計データが残っているのでしょう。
土壌、岩盤から発生するラドンガスや放射線が、そこに暮らしている
人々の体にある治癒力に刺激を与えているのですね。
山梨県にある「増富温泉」は、三朝温泉よりも
さらに多くの含有量といわれているところで、含有量は12,300マッヘ
との記録があるそうです。
そして何といっても、世界的に一番のレベルはオーストリアにある坑道浴
「ガシュタイナー・ハイルシュトレン」
近隣諸国では、ここの治療に健康保険が適用されるほどですから
世界が認める効能を示されている治療法なのでしょう。
世界大戦中の金探鉱が行われていた場所ですが、岩盤からの高濃度
ラドンガスを吸って作業していた抗夫らの自然治癒力を活性化させて、
様々な病気を治してしまったということで、有名になったのです。
ここの濃度は、日本のとは比べ物にならないほど高いそうで
ラドン治療坑道内は、公式のラドン濃度は44000bq/m3だそうです!
其れゆえ世界中から、難病に苦しむ人たちが訪れるのです。
ラドンガスは吸うと細胞の隅々まで浸み込み渡りますが、細胞に刺激を
与えてやがて体外へ排出されます。
体内の細胞に入って、ホルミシスといわれる刺激効果により
細胞の活性化がおこなわれ、隠れていた治癒力も引き出されるのでしょう。
このオーストリアにある「ガシュタイナー・ハイルシュトレン」へ
体験してきたという記事がありましたので、少し読んでみました。
高濃度のラドンガスが発生している坑道浴での体験はどうだったのでしょうか。
(以下はその体験記からポイントを抜粋し要約してあります)
三朝温泉、増富ラジウム温泉、玉川温泉よりもダントツの高濃度ラドン。
線量比較だけで、「ラドン」というのも正確ではありませんが、
ハイルシュトレン坑道浴後の服計測で12.21マイクロシーベルト/時間は、
76.3倍の線量率で、日本のラドン温泉ではここまでの値は出ません。三朝温泉での計測値は、値:0.13マイクロシーベルト/時間で、
源泉掛け流しの自噴ラドン浴槽で0.5マイクロシーベルト/時間でしたので、
どれだけハイルシュトレンが線量が高いか解ると思います。
ラドン治療坑道への入坑は、2日で1回。
1回トロッコでの移動を含めて、約1時間が基本コース。
帰宅後2日間ラジウム温泉(放射能泉)での一種の〔湯当たり現象〕が出て
ぐったり寝込んでしまったと記されてあり、ラドン治療坑道内は
公式のラドン濃度は44000ベクレル/m3らしいですから
そうとう強い刺激の影響が出たのでしょう・・・。
日本国内の放射能泉で、湯当たりしたことが無いので
この現象にビックリしたとのことです。
勢いが増した体の新陳代謝なのか、治癒能力活性作用なのか
解りませんが、とにかく不純物とみられるものが体の中から凄く出ます。
鼻から鼻汁として、喉から痰として、下から排泄物として
どこからこれだけ体内に水分があるのか不思議に思うほど良く出たようです。
排出した分だけ年齢、歳が戻っていく様な感じなのでしょうか。ハイルシュトレンの凄さに驚いたのは、そこからです。
たった2回の坑道浴で、その後およそ6ヶ月は17歳に戻ったような
感覚でした。
しかし次第に失うその効力は、再びオーストリアに行かねばなりませんので
行ければ体は軽くなりますが、それと一緒に財布も軽くなってしまいますよね!
もちろん、私は体験したことはないので、体験記は書けませんが
この場所については、こちらを探しましたので参考にどうぞ
ガシュタイン・ハイルストレンはオーストリアのガシュタイン谷にある
ラドン療法のヘルスセンターです。
ハイルストレンでの療養は長さ2.5kmの天然ラドンストレンへの
診療コースに基づいています。ラドンセラピーの健康センター自然に痛みなく生活できる-世界唯一ガシュタイン・ハイルストレンはオーストリアのガシュタイン谷にあるラドン療法のヘルスセンターです。ハイルストレンでの療養は長さ2.5kmの天然ラドンストレンへの診療コースに基づいています。
ユーチューブで ”ガシュタイン・ハイルストレン”で検索すると動画でここの紹介
が観られますが、ここでは特に「人の関節」のことを強調している感じに思えました。
(↑の画像)*滝の発生する清らかな空気で一息~
仮にですが、上の実際体験してきた人と同じだとしたら
半年間効果保つのなら、1年で2回オーストリアへ行くことになります。
旅費や滞在費も手間さえ、かなり必要になってしまうでしょう。
そんなわけで現実的には庶民には無理なのです。
前回の冒頭で知人の言っていた話ですが、
「ホルミシス療法によって近所の息子のパーキンソン病が改善した!」
についても、このオーストリアまで行ったわけではないようです。
でも知人の話では、そのパーキンソン病の方は「玉川温泉」や
「ハイルストレンのラドン治療坑道」のように
自宅の部屋を「ホルミシスルーム」にして
毎日 低線量の放射線浴をしていたとのことでした。
ラドン鉱石を購入して、そこから放射させられる低線量の放射線や
そこから発生するラドンガスを吸っていたのですと・・。
それも玉川温泉やハイルストレンと同じ維持力のある種類のラジウムで
ベクレル値もオーストリアのと同等程だったようで、聞くと
その値は4~6万ベクレルだというのでした。
ラドン2種類の違いについて解りやすく図にすると下の様な感じです・・
*上の図でみると、同じラジウムでも変化すると、
やっぱり長く保てるラドンガスの方がダントツなのです!
*自宅の部屋を「ホルミシスルーム」?!
調べるとこんな紹介ページもありましたので、興味本意でさっそく観てみました。
確かに高額な値段で怪しい感じはしたものの、その方が良かったと言うくらいに
効果があったのであれば、2回分の渡航費ぐらいと悟ったのでしょう。
どこから聞いて知ったのか、病気で苦しんでいる方々は
良くなるのならば本当になんでも情報を探して試すものです。
その試した結果が良くなければ、次へ、次へと探します。
(誰でもそうですが、私もそんな時がありました・・)
人工的に作られた副作用のおまけ付き薬で、病気の治療に通うよりも
自分の中に持っている自己治癒力を強くしたほうが、何の副作用もなく
安全で理想的なことなのです。
前章と今回の2回で長々と綴ってきましたが、まとめとして、
1、私たちは、もともと放射線を浴びて生きているということ。
2、ホルミシスとは自己治癒能力を活発化させる刺激となる作用
3、低線量の放射線は、逆に体に良い刺激作用(ホルミシス)を起こす。
4、ラジウムから出るラドンガスは低線量放射線を含み、体に吸入できる。
5、そのホルミシス効果による治癒力は、万病に対応できる可能性あり。
さまざまな記事文献から、私なりにメモすると以上のような感じで
纏り綴ることができたのです。
*今回は第1回と第2回の2部に渡り、長々と綴ってきましたが、皆様に今回の記が少しでも何かの参考になれば幸いに存じます。