高齢者ドライバー増加と事故は、昭和成長期時代の避けられない代償?




 

高齢運転者ばかり増えるのは、近年当たり前のことです!

近年、平日の日中に走っている車の運転者を見ると、そのほとんどが年配の方々の姿になっているのが分ります。今から何十年も前、昭和の時代には見られなかった様子です。

その頃に免許を取った若い世代の方々が、今では年老いてきているのです~

私はまだ今のところ、高齢者マークを車に貼らなくてはいけない年齢ではありませんので、高齢運転者の仲間には入っていませんが、いずれは貼らなくてはいけない時も訪れます。

私の住む田舎街では高齢者が加速的に増えて、子供の数よりも高齢者の方が多い状態になっています。

都内の様な細かい交通網とは違い、バスや電車が走っていない場所もあるため、自動車が必要不可欠な地域は多いのです。

自動車の便利さを知った現代人は、足腰が立って運転ができる限り免許証は返納したくはないでしょう。こんな地域では、車が無いと不便だからと当然に言うはずはのです・・

交通網の細かくいき届いている都会に住む方々は、免許証の返納に抵抗は少ないと思われますが、交通網の不便な地域の方々には本当に困惑してしまうことなのですよね~

高齢者と言われる80歳を既に過ぎていても、見た目も体も若い状態の方々がいます。

そういう運の良い体に恵まれた方々は、同じ歳(同年代)の「膝が痛い!腰が悪い!」等で、病院へやっと通ってる方々や、既に介護状態になっている方々とは全く異なり

まだまだ私は大丈夫よ~!」と自負しながら、毎日車を走らせて出かけていきます。

ほとんどの元気な高齢者ドライバーは、自ら車の事故を起こさないうちは運転を辞めることは頭には浮かばないでしょう。

長年の運転歴を自負していることが多いのですね~ 

心配している息子や、娘に注意や勧告を言われていても

大丈夫!今まで長年やって来て、事故もなく上手いんだから・・」の一言です・・

全ての人間に脳の老化現象は通常起こっていくものといわれますが、車の運転は「脳の伝達システム劣化を遅らせているということも考えられる」と思えば、高齢者が車を手放すと、おそらく一気に高齢者らしく脳の老化が加速するかもしれませんよね~。

自動車の運転に必要な「緊張と判断力」を体から奪われていくので、しだいに老化が加速していくとも考えられます。

アクセルとブレーキ、ハンドル操作などは目に入ってきた情報を脳から手足に瞬間に指示しなければなりませんから、脳も運動させられている感じになるのでしょう。

その例として、私の親戚の高齢者が車を縁石に乗り上げてしまった運転をきっかけに「免許返納」を強く勧められました。長年の運転を自負していた方でしたが、返納をし運転から離れると瞬く間に痴呆症に侵されてしまい、進行も早かったということでした。

最近になって、高齢者ドライバーの操作ミスによる大事故もニュースで報道される機会が多くなってきましたので、高齢者用免許更新が益々制限厳しくなりそうです。

アクセルとブレーキの間違いがとても多いので、制御装置付きの車両で運転しなければ高齢者は運転してはいけないということも提案が出てきているそうですし、昔の様にクラッチのあるマニュアル車を推奨するとかもありえそうですが、オートマの便利さ簡単さを味わった人間に今更になってギア操作するなんて、厳しい話でしょうね~。

将来的にはAIで動く自動車が出てくるでしょうから、この高齢者ドライバーの事故という問題もなくなるのではとも思います。(私の番になる頃の希望として)

いずれにせよ、我々昭和時代の人間が近年になって益々年老いてくる時代になりました。

昭和の経済成長時代に自家用車が普及し、老若男女の誰もが車を運転できる様になっていったのですが、その代償として今の高齢者ドライバーの増加による年齢が目立ってしまっているのだということです!

たしかに老化による脳の判断力や反射神経能力の衰えで、危ない運転操作になってしまうのはあることですが、比率をみても高齢運転者の割合が多くなってしまったため、事故の平均年齢が高くなっているだけだとも思えます。

 

我々還暦近辺の年齢では、まだ高齢者マークを車に貼らなくても良い立場ですが、この先では高度な技術進歩の早さで十何年先にはマークを貼る必要の無い自動運転車が普及しているのかもしれませんよね~

そしてその時代には「高齢者ドライバーの事故」なんてニュースは無くなっているはずでしょう!
と、私は期待しております・・