CVTトランスミッションFIXでCVTの滑りショックを改善する記




少し前のことになりますが、知り合いから安く譲ってもらった中古車には欠点があったのです!そしてまた、これは乗って帰る時にすぐに気が付くものでした!

すぐに分かった理由は、アクセルを踏み込んで加速する際に一瞬大きな変速ショックがあったからなのです。(これは今まで乗った車では感じなかった変速ショックでした・・)

今ではほとんど使われてるCVT式トランスミッションの車なのですが、この感じた症状をギア付きの自転車で例えるならば、2速から3速へ切り替わる位の時に一瞬チェーンが外れて空回りし体が前に倒される様な状態とでもいいましょうか・・そんな変速ショックが起こる状態の車だったのです。

ただしこのショックが帰宅途中に頻繁に起こったわけではなく、20kmの帰路で2度だけ起こりました。また運よく、ジャダー症状も無いようです。

一通り整備&チェックなど終えた数日後、あの出来事は気のせいかという願望も抱いて試運転へ向かいました・・が、あれはやはり気のせいではなくCVTトランスミッションが確かに何かおかしいと分かったわけです。

トランスミッションが壊れると最悪だ(20~30万円)ということは以前から知っていましたので、その時少し顔が青ざめましたが今回は冷静に考えてネット時代の光明を戴くことにしました。

そして探しに探した結果、ついに一筋の光と希望を与えてくれそうなものを見つけたのです!

それは一般的には怪しいと思わせる外国製の添加剤だったのですが、数少ないレビューの高評価を信じて購入を決めた「CVTトランスミッションフィックス」というものでした。

そして結果を先に言ってしまいますが、これは買って試して良かった事となったのです!(この車にはですが・・)

そこで今回は「CVTトランスミッションFIX」というオイル添加剤を使って、CVTの滑りショックを改善できるのか試した体験記として綴っておきたいと思います。

トランスミッションのオイル交換が原因である可能性

CVTトランスミッションは今では当たり前になっていますが、以前のATトランスミッションよりも燃費も良く変速ショックも少ないことになっています。

しかし、あの変速時のショックは誰でも異常を感じるくらいでした。

実は後になって車検の時にCVTトランスミッションオイルを交換してから少しおかしくなったと聞かされたので、そのCVTオイル交換が原因とも察します。

純正品なら良かったのかもしれませんが、ガソリンスタンドのオリジナルオイルを全量交換されたようなので、この原因はそれが大きいのだと思いました。

いろいろ調べるとCVTオイル(CVTフルード)はとても繊細であり、適合品が重要みたいなのです。

ガソリンスタンドの場合は全量交換されたとしても、果たしてオイルパンを外してストレーナーやフィルターも交換してもらったのか分かりません。

今まで乗った車ではバルブボディの詰まりを怖がって、正直に言えばATFは交換依頼したことはありません。今はトルコンタロウみたいな圧送交換式ならば信用が高いので安心して依頼できますが、昔は交換には覚悟が必要だと言われたことがあります。

イチかバチか思い切って賭けてみる外国製添加剤

とにかく今回、このCVTベルトの滑りショックは(頻繁ではありませんが)、確実に発生するということは分かりましたので、どうにか少しでも改善できればといろいろと考え&調べました。

いろいろとネットで調べていましたが、CVT滑りショックの改善・緩和などの体験記事はあまりありませんでした。CVTオイル交換の時に一緒に注入すると「漏れ留めや劣化を防止する」という添加剤は見つかるのですが、滑り止めに効くというのはメジャーには出なかったのです。

しかしそこで見つけたのは、この怪しい外国製の添加剤でした。カーショップでもホームセンターでも見かけないものですから信用はできませんが、この症状用に他には見当たらないのでイチかバチか賭けるしかありません!

少し高い値段ですが、改善できれば安く感じることになるでしょう。本来は4~5千円ですが、ちょうどタイミングよくPay払いクーポンが当たったので、安く手に入れられました。

325mlの容量になっていますが、CVT全量5L以下は半分注入すれば良いとあります。

今回の車は規定6Lなので、325ml全部入れることになるようです。

満タンに入っている場合は少し抜く必要があるかもしれないので、一旦計ってみることにしました。

このオイルゲージにはHOTしかありませんので、そのレベルを参考にします。

エンジンオイルと違いギアの方は走らないと油温は上がりませんので、少し走って温度を上げます。(70℃くらいが理想の計測温度ですが、5~10km位は最低走らないと上がりませんので面倒ではあります・・)

あまりシビアでなくともと思い、周辺を一周走ってダイアグチェックの62℃で計りました。

すると、HOTの範囲には不足となっていることが分かりました。ということは、「GSの整備員は本当に全量交換したの・・?」と疑問になります。(オイル漏れもないため)

温度を上げるのが面倒だと、もしかしたらEGオイルと同じ計り方で横着した・・?

油温が上がっている時に切り欠きの付いているHの範囲内になければいけませんので、今回は補充で大丈夫と判断しました。

この車は規定容量6Lなので説明書通り、一本(全量・325ml)注入することになります。

もし仮に多いとしても、全量に対して5%程度だけなので大したことではないでしょう。(1Lくらい多ければダメでしょうけど・・)

CVTゲージ口から注入するには長細いジョーゴ等が必要になりますが、持ち合わせが無かったので冒頭の写真にもある通りボトルに6mm程度のチューブを付けて流し込みました。(以前に何かで使ったもの)

注入が終わったら少しアイドリングをして、再び走らせて油温を上げてきます。そして温度が下がらないうちに、レベルがどの程度になるか確認します。(エンジンをかけたまま確認の際は、きちんとPにしてから)

すると今度はHの範囲内にオイル量がきていることが確認できました。

この商品の説明によると、効果が出てくるのは約300kmくらい走ってからだとありましたので様子をしばらくみることになります。(ネット販売ページの説明より)

果たして、CVTの滑りショックは改善するのか?

数少ない商品レビューの中では注入後に比較的早く効果がみられたという方もありましたが、今回は焦らずに様子をみていこうと思いました。

注入後の翌日、若干の期待を胸にエンジンを始動し走らせていきますが、この車には即効性は無い様でした。

その車にある程度慣れてくると(使い慣れると)、何となくその症状が出るタイミングが体感によって分かってきます。

加速時の速度とその変速タイミングの瞬間に、「ん、きそうだな・・」と発生するのが分かるわけです。

始めの50km走行くらいでは(この体感で分かるタイミング通りに)まだ滑り症状は出ましたが、当初のあの大きなショック症状ではなくなりました!

ただし、一時的ではありましたがCVTトランスミッションの警告灯が点灯したのです。

慌ててダイアグチェックで調べると「オイルセンサー」が反応したようで、この見知らぬオイルの混合に異常を感じたのかもしれません。(間もなく消えた為、知り合いの整備員でもはっきりとした答えは出ませんでした・・)

やがて100km、200kmと走行を重ねていくことになります。

完全に注入した添加オイルも混ざっていったから(効いてきたから?)なのか、いつしか「あれっ?このタイミングで症状が出ないなぁ!」と思うようになりました。

そして気が付けば、上の画像のように350kmを経過していたのです。

疑い深い自分なので、良くなったにもかかわらず逆に「それにしても何であの滑りとショック症状が出なくなったんだろう?」と思ってしまうほどになっていたわけです・・。

更に念の為、自分以外の体感を知るために家族に使ってもらうことにしました。

しかし、買い物に使ってもらって帰ってきた後に言われたのは「あの車の何が悪いの?」でした・・

ということは、一般的に普段通りアクセルを使っても症状が分からないくらい改善となった?みたいです!

これによって、自分の思い過ごしではなく本当にCVTトランスミッションが改善されたということが分かったのです!(良かった事なのですが、今でも不思議に思います・・)

 

 

CVTトランスミッションの健康状態を診るのに一番分かりやすい方法は、ある程度の長い登り坂を走る時に「エンジンの回転数に見合う登り方(走行)をしているかどうか」と、あるWebページで見たことがあります。(今のところ、この車では試すことができていませんけれど・・。)

ということで今回は、外国製の添加剤を使って「CVTトランスミッションの滑り&ショック症状を少しでも改善できるか」としてレポートしておきましたが(どんな車のCVTでも改善できるかは分かりませんが)同じような症状の方々に何かの参考となれば幸いに思います。

 


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