今は便利なものが売られているようで、ガラスの代用品として使える素材が何種類かあるんですね~!しかも、ガラスは石でもぶつければすぐに割れてしまうものですが、この素材は簡単には割れない感じなのです!近代、ガラスの代わりに使われることが多くなった「アクリル」や「塩ビ」の素材です。
今回は割れてしまったガラスの交換に、この代替素材を使ってみようと思いました。その理由はいくつかあります。
①、比較的弾力性がある材質なので、強風で物が飛ばされてきて当たってもガラスと違って即割れる可能性がとても低いこと。
②、ガラスと違って、素人がカット加工しても比較的安全のようである。(ヤスリがけもOK!)
③、ガラスより60%も安かった。(予算の都合上)
そして、素材も値段もいろいろ調べてみた結果、中でも今回注目したのが「塩ビ板」でした!
綺麗な透明度が特徴の「アクリル板」を当初考えていたのですが、ガラスよりは安いとはいえやっぱり「塩ビ板」の方がだいぶ価格が安かったのです。(例えれば、ガラス¥4000-、アクリル板¥3000-、塩ビ板¥1500-という感じです!)
アクリル板よりは透明度と強度が落ちますが、今回は「すりガラスフィルム」と飛散防止にもなる「目隠しシート」を貼ってしまうので特に問題ないと判断しました。
何でも揃うといわれる大型ホームセンターに見つけに行ったら、ちょうどいいサイズの板が売っていましたので即購入し、加工室でサイズを指定しカットしてもらいました!(さすが何でも揃うといわれるホームセンターです。希望のサイズがあるとは、本当感心しましたね~!)
上の画像は今回の窓ですが、それこそ半世紀近くも前に取り付けられていたタイプなので木枠も本当に経年劣化しています。ガラスも薄く、弱い衝撃でもすぐに割れてしまうようなガラスでした。
上の画像の右上部、この割れた箇所にガラスの代用として「塩ビ板」を入れようと思います!
素材板をサイズ計測する際には窓枠の寸法に注意して用意しなければいけません。
窓枠の溝深さをプラスしたサイズでカットし、ヤスリなどで角を丸めにしました。
ここで注意点としては、念のため両サイドは約1mmづつマイナスしてサイズを決めたことです。ピッタリだと枠に挿入できない可能性もあるからです。(つまり、窓枠深さ-1mmですから、上下で2mmと左右で2mm)
上の画像のように窓枠のガラスが入る厚みは3mmでしたが、塩ビ板は2.5mm厚というサイズがなかった為、2mm厚にしました。
強度は弱くなりますが、表裏にガラスシートやフィルムを貼って補うしかありません。
また、ガラス4枚が同じ感じに見えないとおかしいので、ガラスシートを全てに貼って見た目を統一させるようにします。
ここで恒例の100円ショップ品で売っている窓ガラスシートの出番となります!(本当に100均はコスパ良く便利ですね)
今回選んだ100均ガラスシートは、スリ硝子よりも透けて見えませんので外からのプライバシーが保たれます。なおかつ、ガラス飛散防止にもなるのです~!
これを4つ買ってきました。(今回のガラス4枚分)
4枚分のガラスサイズにカットしておきますが、シートの裏は1cmごとにカットしやすくラインが印刷されていますので大変助かりました~
そして、サイズカットして完成している塩ビ板にこのシートを貼っていきます。この時できればスプレーを使ってシートが貼りやすくすると良いでしょう!裏の糊がすぐに張り付かなく動かすことができますので。
塩ビ板は透明でしたが、目隠しシートを貼るとこんな感じに仕上がります。今回はこの裏に別に用意したスリ硝子シートも貼って、若干ですが厚みができた感じです。
それでは実際に割れた箇所にはめ込んでみます。
昔の木枠でしたので、片側サイドの一本の抑え木でガラスを留めていたようです。錆びた釘を2本どうにか引き抜き、抑え木が外れましたので、そこへ完成した塩ビ板を入れることができたのです。見た目にはガラスと見分けはつきませんね~(上が塩ビ板で、下はガラス)
下の写真でも、塩ビ板を使っている箇所があるとは誰にも分らないと思いますよ。
割れていない残りの3枚にも、すべて同じガラス目隠しシートを貼って完成できました~!
何も補強のないガラスだったので、割れて落ちた時は破片が散らばってしまい掃除が大変でしたが、今度はガラスシートを貼っているのでバラバラに飛散することはないでしょう!
そして今までよりも透過性がなくなったので、屋内のこの窓際に置いているママレモンやコップ等の台所用品が透けて見えないのも良いかもしれませんね~!
今回のガラス交換 は予算¥2000-しかなかったので、それでどうにかやらなければなりませんでした。そこで考えた末に代用品である「塩ビ板」を思いつき選んだのでした。(塩ビ板カット料込で¥1500-、100均目隠しシート4枚で¥440-)
ガラス屋さんへ普通は持ち込んで交換してもらうでしょうけど、¥2000-じゃやってくれませんし、半世紀近い昔の同じ柄のガラスなんてあるわけないと思います!
今回代用した塩ビ板の耐久年数はどのくらいなのかはわかりませんが、とりあえず予算内でDIYできたことに感謝するだけです。
この記を見て頂いた方々に、何かのヒントが与えられたならば幸いなことで御座います。