今回は「自分でもできるスパークプラグの交換で、エンジンのノッキング現象が改善した」という記を綴っておきたいと思います。
前に車のノッキングについて記した「車のノッキング音とアース」も合わせて見てもらうと良いかもしれませんが、特にプロの修理屋ではありませんので(今回もその改善方法が)正解なのかどうかは分かりません。
ノッキング現象など不完全燃焼はエンジンに良くないことだと聞いていたので、走行中に少しでもノッキング音が聞こえると気になってしまうわけです。
こういった問題は様々な要因で起こることが考えられますので、長年積み重ねた経験のある修理屋でない限り、その原因を一発で解明することは困難だと思います。
以前に記した様に、エンジンアースやハイオク燃料使用などで多少は改善を感じられたとしても完璧に解消できたとはいえず、他に考えられることとして「スパークプラグ交換」も浮かびます。
エンジン形式によっては素人では交換しずらいタイプもありますが、今回の車のエンジンはエアークリーナーを外すだけでプラグの装着箇所が見えてきますので自分でも可能なのです。
今回のスズキK6エンジンは、エアークリーナーを外してカバーを取ると(上の画像)こんな感じでイグニッションコイルが見えるようになります。
ほとんどの軽自動車は3気筒なので、3つのスパークプラグが付いています。現在ではイリジウムプラグが純正で使用されていますので、今回も安価で手に入れたイリジウムプラグを3つとも交換てみようと思います。
イグニッションコイルを留めてあるボルトを外すとプラグ穴から引き抜くことができます。
穴の奥にスパークプラグがねじ込まれていますので、プラグ外しレンチ(16mm&5/8)を使って外すことになります。しかし、このT型の工具はスリムで入りやすい反面、持ち手部分が短か過ぎるため十分に力が入りません!
このタイプのプラグ外し工具はお手頃で手に入るのですが、実際に使ってみると(外す際には)後悔するものでした。
挿入時プラグのネジ山を保護するためにグラグラしているアイデアは良いのですが、月日が経過しネジ山が錆などで固着しているプラグを外す際には、非常に不安定で力が入らないのです。(もっと持ち手部分が長ければ良かったかもしれません・・)
仕方なくメガネレンチで噛まして力を入れます。
特に3つ目のプラグ(3気筒目)が固くて全く回りませんでしたが、奥の手であるラスペネ(固着ネジ回し剤)を浸透させてやっと回ってくれました!
工具が壊れそうな程に固かったので、次回はもっと持ち手の長いプラグ外し工具を用意するべきであると学びました。
シリンダーの燃焼の具合が悪いのかこのスパークプラグが悪いのか判りませんが、他の2本とは明らかにプラグの焼け跡が違います!
下の写真を見ると分かるように、他の2本と比べて様相の違うことがはっきりと分かります。
新品と比べてみると・・
今回交換するスパークプラグと今までのプラグを比べて、よく見ると電極部分や白いガイシの部分が少し違っています。
ともあれ、3つとも新品に交換していきました。
プラグを挿入する時だけは、先ほどのT型の工具は適していました。プラグが落ちないように磁石付きで入りやすく、グラグラしてネジ山を無理に回し間違えしない様になっているようです。ただし、締め付けは弱いので先ほどのようなメガネレンチが必要です。
こうして無事に3つとも新しいスパークプラグに交換ができたので、さっそく「悩みのノッキング音」を少しでも聞こえなくなることに期待をします。
しかし、年数や距離数も経っているため「カーボンの付着過ぎ」が原因とも考えられるので、この3つの方法でここまで改善できたので十分なことかもしれません・・