浴槽の目地に出るカビ・シミを100円ショップの白セメントで防ぐ記




日常生活に不可欠な浴室について、その補修については今まで何度か記してありますが、今回はその続編として綴っておきたいと思います。(補填記)

以前に綴った記「浴室・浴槽の目地に100均の目地パテコーキング剤」や「浴室・浴槽の目地の補修に塗る目地パテ」を踏まえて今回の記を観てもらえると経緯的に分かりやすいかもしれません。

屋外用の100均セメント使用記はこちら

浴槽目地のカビ・シミ付着防止に100均のホワイトセメントを使ってみる

けっこう年期が経っている我家では、昔のステンレス製でまったくの四角型から長方形型のFRP製に、過去一度だけ浴室の浴槽を交換したことがあります。

その浴槽を浴室のコーナー(壁端の角面)に設置される際、浴槽本体との隙間を埋めておく目地にコーキングがされていたわけですが、時が経って経年劣化したその目地部分を今まで幾度かシリコンやアクリル樹脂製パテで補修してきました。(前記では100均の目地アクリル樹脂製パテ剤で↓)

↑前回、目地パテ剤で浴槽コーナー目地を改修完了したところ

しかし、意外な事に月日が経ってくるとシミのような(カビのような)汚れが付着してきたのです!

施工の数か月後↓

100均目地パテコーキング補修」で一件落着と思っていたところ、何カ月か経過後に補修塗りしておいた目地部分に今度は薄いグレー色のカビのようなシミみたいなものが出てくるとは予想もしませんでした。(カビの季節の影響もあったのか・・?安価なコーキング剤だからか・・?)

カビキラーである程度は落ちるのですが、度々発生してしまうので切りがありません!

そのシミ(たぶんカビの一種)は乾いた目地パテ・コーキングの表面部分に発生していますが、周囲の浴室壁のタイル目地には発生してないのでモルタル・セメントには付着しずらいことが分かります。

簡単にといってもここ数年の間に何回か塗り直ししてきたこの手間を、なるべくならもう再びかけたくないためにも、今度は思い切ってモルタル・セメントを使う考えとなりました。

一方で、セメント類で施工してしまうと後々になって容易には再改修が困難になるリスクがありますが、何回も上塗りしていく手間を考えれば仕方がありません。

ということで、今回は100円ショップダイソーで見つけた「セメント(モルタル)500gホワイト色」を使ってみようと思います。(ホームセンターでは1kgタイプ¥400くらい)

セメントとありますが、モルタルの様にある程度の強度を出すための素材が混ぜられていますので、水を加えればすぐに使用できるようになっています。

標準的な目安として、500gあればA5サイズくらいは塗れるみたいで 今回そんなに広い範囲を補修するわけではない為この量で十分と判断しました。

ただ、セメントへ水を加える量が非常に肝心で、尚且つ微妙な調節が難しかったのです!

当初、紙コップに半分程度セメントを入れて水を注ぎましたが、セメント量に対して水が多すぎたり少なすぎたりして硬さの調節が微妙で難しいのです。

水を入れ過ぎたら再びセメントを追加入し、今度はほんの少しづつ水を加えて木のスティック(アイスの棒など)でかき混ぜていき、硬さを調節していきます。

硬すぎるとポロポロとなってしまい目地に上手い具合になすり付けられなく、逆に柔らかすぎると目地からはみ出たり零れたりしてしまいますので、理想はホイップクリームみたいな感じが適切なのだと思いました。(これが微妙に難しいですが・・)

ポロポロでもなく水っぽくも無い上手い具合のモルタルセメントの軟らかさになると、塗っていく際の調節も容易にできるのです。

もし途中で少し硬くなってきた部分に調節を入れたい場合には、指に1滴の水を付けて垂らすくらいで十分整えることができます。

まずはコーナーにセメントを厚めに入れておきたいので、段ボールを型にして貼付けました↓

ここにホイップクリーム状になったセメントを少しづつ上部から垂らしていき、厚みを持たせておきます。(型がダムの様にセメントを押さえてくれます)

ある程度に型が落ち着くまで(何となく固まるくらいまで)そのままにしておき、その間に両サイドの目地(特にカビ・シミが出ている箇所)へ、残っているセメントを上塗りしておきました。

当初下部へと押し寄せてたセメントが ある程度固まってくると、型を外してもその位置で止まっています↑

コーナーの型を外した後、次に下部へマスキングテープをしてセメントを左右の目地へも一通り薄く塗っていきます。

目地パテコーキングした目地の上にセメントを上塗りしていくのですが、クリームみたいな柔らかさでなければ上手くセメントが塗り延ばせませんので水の量が肝心です。

ひと通り両サイドの目地が上塗りできたら、はみ出た余分な部分をヘラなどで整えます。

セメントはまだ固まっていないので、この時はある程度の調節ができます。

両サイドの目地部分を塗り終えたら、セメントが乾かないうちにマスキングテープを外します。(セメントなので、乾いてしまうとポロポロとなって塗ったラインが崩れてしまいます)

中央のコーナー部分は型によって厚塗りしていますので、次第に下部に水分が滲んできますがセメントなので型崩れはしませんでした。

しかしこの水分が蒸発するまで時間がかかりますので、両窓を開けておくなど通気が良い状態にしておきます。(浴槽は一日使用しないのが良い)

セメント(モルタル)に含まれている水分が完全に抜けるまでは、たぶん少なくても数日必要だと思います。(季節によっても乾燥時間は異なるかもしれませんが)

今回はたまたま夏季だったので、施工部分が乾き落ち着くまでシャワーで済ませましたが、冬季だとシャワーだけでは寒いかもしれませんね。

屋外など用の100均セメントを使った記はこちら

さて、前回の目地パテコーキングではカビ・シミが出てしまいましたが、今記の100均のセメント(モルタル)を使った目地の上塗りでは、果たして数か月経っても発生を防げているでしょうか・・

後日↓に結果を付け加えたいと思っています!(大いに期待しています・・)

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2ヵ月経過後の結果

およそ2カ月ほどが経過しましたが、今のところカビ・シミは発生していません!
願わくば、この状態がずっと続いてくれることを願っています・・
つづく