潜んでたヘルペス水痘ウィルス・帯状疱疹が早期の処方薬で治る経過記




歳を取ってくると抵抗力も弱ってきますので、様々な病気に迫られてしまうものです。今まで私もいろいろな病気に見舞われています。

これは今年に患った体験ですが、長年の間に潜んでたヘルペス・水痘の一種である帯状疱疹ウイルスによって水疱瘡の様な症状が右腰のあたりに出てきてしまいました。

運良く比較的早期に気が付きましたので、医師による処方薬で長引かずに治っていきました。そこで今回は、その帯状疱疹の処方薬(飲み薬と塗り薬)による完治していく様子をレポしておきたいと思います。

潜んでたヘルペス・水痘・帯状疱疹ウィルス

幼い頃に水疱瘡(みずぼうそう)になりましたが、青年になってからも胸辺りに薄っすらとその跡が残っていたのを今でも覚えています。

医療の本などで調べてみると、それはヘルペスというウィルスの一種で水痘なども同じ仲間のようでした。

子供の頃に感染したそのウイルスは「水ぼうそう」という症状で発症し、一旦収まっていても体の免疫力が弱ると潜んでいたウイルスが再び出て来てしまい「帯状疱疹」という疾患になるとのこと。

昔と比べて医療の進歩した現代は様々な治療薬が開発されていますので、どんな田舎の小さな医者に行ってもすぐに対処できる処方薬を手に入れられるので本当に助かると思います。

帯状疱疹の主な治療薬

アシクロビル (ゾビラックスやビクロックス)

バラシクロビル (バルトレックス等)

ファムシクロビル (ファムビル等)

ビダラビン (アラセナ等)

皮膚科にあった資料より

ただし怖いのは首から上に発症した場合で、このウイルスは身体の左右どちらかの神経に沿って現れますので耳周辺にきたら聴力に影響を及ぼし、眼の周辺にきたら失明の危険性もあるみたいなのです。

胸部辺りが一番多いようですが、今回は右半身背中の下部(腰)に出たので不幸中の幸いだったと思います。

帯状疱疹の初期症状としては、初めにその患部がチクチクとした感覚からでした。本当に最初はその初期症状が「帯状疱疹」という考えさえ浮かびません。単なる皮膚のかぶれだろうと思うだけでした。

しかし3日目くらいになると、皮膚表面が赤くなって水ぶくれが手で触ると分かる様に出てきますので誰でも気が付くようになります。

後ろ側なので自分では観にくいため、「何か腰に出てないか~?」と家族に見てもらうわけです。

そして、その時に撮ってもらった写真がこれでした↓

家族はこれを見て、一目で「これって、たぶん帯状疱疹じゃないの!」と言いました。

というのも、この前お義母さんが「帯状疱疹」になったということで、その際にある程度を調べていた様なのです。

ズームしてみると更にはっきりと水ぶくれが出ているのが分かります。(↓の画像)

これは医者が診る前に、素人でも水疱瘡と同じ症状であると判ります!(皮膚に出てきてから3日目くらい)

ということで、その日の午後には早速かかりつけのクリニックへ向かいます。

ヘルペス・帯状疱疹ウィルス用の処方箋薬を受け取る

皮膚科も対応しているクリニックなので、こういった更年期以降に発症する病気にも慣れている様で、すぐに検査をしてくれました。

水疱瘡の様になっているその患部を診た後に、その部分から体液を採集し検査器に垂らして(市販の妊娠検査薬みたいな感じの)色の線が出ればウイルス性が判明する様でした。

結果は、「ヘルペス・帯状疱疹ウィルスで間違いないようですね・・」と、医師。

という結果になり、それに対する処方薬を出してもらうことになりました。

診察検査料と処方箋料(¥2500くらい)を支払って、隣にある薬屋で処方薬を出してもらいに行きます。

上に記載した治療薬の中で、今回出されたのは「バラシクロビル」というウイルス抗体薬でした。(↓の画像が今回の処方薬)

右側にあるのが抗ウイルス化学療法剤「バラシクロビル」です。左側はツムラ製「越婢加朮湯・エッピカジュツトウ」という漢方薬で、初期の皮膚炎症に良いということで出されたのでしょう。

両方とも顆粒の飲み薬で、一日3回を1週間分ほどありました。その他に塗り薬も処方薬として出されていました。(↓の画像)

この塗り薬は市販でも手に入るようですが、今回の患部は一カ所で(そんなに広くないため)充分に2週間以上は保ちそうな感じです。

さて、それではここからは処方された薬によって、どのようになっていくかを観察してみましたので記録しておきたいと思います。

処方薬を使ってからの帯状疱疹を観察

クリニックへ行って処方薬を持って帰ったその日から、その薬類を使用し始めました。しかし翌日(つまり発症から4日目)に患部を見てみると、その下にも新たな症状が出ていました。(↓の画像)

黄色い〇の箇所が新たに出てきた箇所です。腰の下部で、その下は尻部になります。もちろん早速その部分にも処方された塗り薬を塗っておきました。

しかし、5日目には、そのまた下(尻部上部)にもピンク色をした箇所が増えていました!

そしてまた、更に横腹にも少し兆候が出ていたのです↓(やはり同じく若干のチクチク感があります。)

帯状疱疹」という名前が付けられただけあって、やはり帯状みたいに腰から腹の方まで広がるのだなぁ!と納得しました・・

最初に発症した一番大きい患部のように、水ぶくれ状態にならないように懸命に処方された薬を服用します。

すると、処方薬を使用して7日後(一週間) まだ少しチクチク感&痒みあり

大きな発症患部は水も引いてきており、カサブタ化が進んでいました!その下部分は水疱瘡の状態には進まずに治まり、ピンク色も薄くなっている様でした。

ただし、この状態になってくると非常に痒みが出ています。しかし、ここで掻いてしまうと化膿してしまうため、我慢しなければならないのが辛いのです・・。

横腹に出ていた症状も水ぶくれには進まず、沈静化していきました。(痒みは若干のみ)

さて、ここで8日目となり一週間分の内服薬(抗ウイルス薬)も切れたので、医師に患部の状態を診てもらいに行きました。(医師に1週間後にと言われたこともあり)

患部を診て医師は、「もう乾燥状態になっているので大丈夫みたいね。もう薬もいいでしょ・・

ということで、診察代(数百円くらい)だけで何も薬は処方されませんでした。

でも塗り薬は半分ほど残っていますので、念のためお風呂上りなどに各患部へ塗っていくことにしました。(まだ完全に炎症が消えていないので・・)

↑そして、薬を使用して10日目(発症から12日目)に撮った写真では、水溜まりは消えてほとんどがカサブタみたいになっていました。また、下にあった初期の部分は、画像の通りすっかり消滅していました!

人によって(体質によって)異なるかもしれませんが、比較的早期の薬服用だった私の場合はこういった段階で治っていってますが、この後も跡が消えていくまでどのくらいかかるのか観察しています。

 

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