先進国・中国が世界経済を変える構想【アジア暗号通貨】を考える私記




アジア共通通貨を立案し、世界の流通通貨を変えようとする経済大国

さて前置きがとても長くなりましたが、講演で話がされていた中国の世界戦略経済構想についてですが、冒頭に記した通り、$ドルに変わる世界通貨を作ろうとしている話になります。

ご存知の通り、中国の街(特に都市)ではスマホ決済やカード決済などのキャッシュレス化が進み、現金の支払いは昔の話になっています。都市からだいぶ離れた田舎は現金の支払いがあるでしょうけれども、偽札を防ぐには田舎も変わっていかなければなりません。

田舎で生産した農産物を都市へ流通させるために、その取引通貨が電子決済に移り変わっていけば、地方生産者も否応が無く現金からキャッシュレス化に移らなければならないのです。

先に記した通り、欧米諸国.諸外国との輸出入貿易には$ドルが勢力を持っています。ドルであれば世界中と貿易が信用されているからでしょうけれども、経済力が付いた今の中国は黙っていられるはずはありません。

冒頭に記しましたが、今回の講演内容ではこの$ドル世界を覆す構想を経済大国・技術大国になった中国が練っているとの話でした。

2000年代に入ってから、ヨーロッパ諸国(ユーロ圏)が共同で使用通貨となっている「ユーロ」と同じように、アジア諸国でもあって良いのではという考えを起こさせます。

シルクロードを基盤にした、アジア大陸の国々と統一した通貨を持って現在の世界通貨$ドルをアジア全体で変えようとする「強力なアジア通貨」を作るのです!

アメリカに支配されていた世界通貨を、アジアの代表中国がトップとなって奪うということなのでしょう!

そして、それは現金ではなくキャッシュレスの1つ「電子決済」を選ぶのです。

そうです! Facebookの仮想通貨「リブラ」の構想、アジア大陸版です!

まだ現在は「仮想通貨」と呼ばれていますが、「暗号通貨」という通貨名称で通常になればイメージも怪しく思えなくなります。

話によれば、まだはっきりとはしていないものの、概ね4種類の暗号通貨が候補として作られているらしいのです。

今時点では有名になった「ビットコイン」や「イーサリアム」「リップル」ですが、このアジア統一電子通貨(暗号通貨)が決まって広く流通することになれば、上の3つ等の仮想通貨は意味が失われて消滅することになるでしょう。

前章に挙げた通り、技術大国・経済大国となった中国の巨大企業ら(BATH社他)に政府が協力を仰げば(指示を行えば)、この大きな世界経済計画を一気にスタートさせることは十分可能だと思われます。

2020年代、電子決済が日本でも当たり前になってくる可能性は100%に近いと思います。それは何故なら、この歳で私もスマホに「・・Pay」を導入したからです!

年配者も準備しておかなければ「現金は扱っておりません!」と買い物で言われたら何も買えなくなってしまいます。どこも扱いされなければ、現金紙幣は意味がなくなり消えるのです。

政府は現金を無くせばタンス預金も無くなるので、国民個人個人の資産を把握しやすくなります。課税する税金もはっきりと分かりやすくなるのです。

これから今の若者が歳を取っていきます。そしてスマホ決済ができる高齢者になるのです。

そして世界はキャッシュレス社会へ時代が移っていくのでしょう!

ですから、中国の構想するアジア圏共同暗号通貨名前未定」は本当の経済戦略と考えられると今回頷くものでした。


*今回の記は、ある「講演会」の話を聞いてその大まかな内容を個人的に考えてみた纏め記としてありますので、私記という題名にしてあります。