朝抜き昼サンドイッチで3か月17kgも減量し痩せた体験の想い出記




不思議なことですが、私はこの35年以上もの間、体重変化があまりありません。今回の記は、「朝食抜きで昼食はサンドイッチがメインとしたら3か月の期間で17kgも減量でき、見事に痩せることができた体験の想い出」という題名にしましたが、この題名こそがいきなりどうやって減量したか、痩せたかという答えにもなっています!

思い起こせば、私が急激に太ってしまったのは大学生時代でした。

食べ盛りの年頃でもありましたが、高校生時代は体を鍛え筋肉を付けること(バーベル運動)にハマっていたためなのか、この頃は沢山食べても体脂肪率が上がることなく太ることもありませんでした。

しかし、大学生になって体を鍛え筋肉を付ける運動もしなくなり、友人と深夜まで暴飲暴食をするようになると筋肉は脂肪へと変化していきました。

そして気が付けば、身長に相応しくない体重となっていたのです。

何が太らせたのかは、はっきりとしている!

特に何が悪かったのかは、はっきり分かっています。

それは、深夜にまで食べて寝ることの繰り返し生活をしていたからだと自覚しています。

深夜まで起きていてテレビ等を見ているとお腹も空いてくるので、食べるのです。

そして、食べると眠くなってしまうので寝ることになります。

この繰り返しが最悪なのでした。

自分では気が付かないうちに、少しづつ体重が増えていくのです。

そして、気が付いた時には体形が丸くなっていて、体重計の示す値は高校生の頃に比べて17kgも大きくなっていたのです。

その姿は、まるでドラえもんにそっくりな丸い状態でした。

青年期なので異性を欲する年齢なのですが、こんな体形ではモテるわけがありません。

しかし通っていた大学には女子学生が少なかったという理由もあり、当然に話す機会もなければ、そんなに自分の体形を気にさせる出来事が起きるわけでもなかったのです。

その時代にオフロード型オートバイを愛車にしてたのですが、太っている体形なので写真を観てもカッコ良いはずはなく、「オフロードバイクにまたがっている豚さん」のように自分でも思えたのでした。

そして、痩せる転機が訪れる

大学生活も終わり、社会人として出発する時代に入ったのですが

先輩や上司、同僚らからも丸い体形の体に相応しいあだ名を戴くことになりました。

社会人1年目は、自分のそんな体形を気にさせる出来事はなく過ぎていきますが、

2年目の時に、私に「青春」が訪れるのでした!(きっかけとなる出来事)

同じ職場に居た事務員さんが結婚で退職することになり、ある女性が代わりに入ってきました。

その人は3~4つも年上の女性だったので、特に気にすることもなく普通の同僚としてみていましたが、他の部署の気が合う仲間達との交流が続くうちに良く話すようになりました。

そして気が付けば、その年上の女性に憧れが芽生えていたのです。

そこから一人の男として見られたくなり、同時に自分のコロコロとした丸い体形を気にし始めたのです~!

「こんな体形の男では、この人に振り向いてもらえるはずはない!」

「よし!減量・ダイエットして、カッコいい体形になるしかない!」

ここに、5年間蓄えてきた体重との決別を誓うきっかけと遭遇したのです。

その時は外回りがメインだったので、同僚と一緒に食事に出ることも少なく

自分の自由がききましたから、食事時間も食事量も縛られなかったのが幸いでした。

減量方法は適当に自分で決めつけて実行

生物はエネルギーを外から摂取して作り出すため、摂取できなければ内部の貯蔵庫から摂るしかありません。したがって当然に内部が減らされれば痩せてくるはずです。

しかし全く食べなければ早く痩せるかもしれませんが、逆にかえって体を壊してしまい仕事に出れない状態になる可能性もあります。そうなれば本末転倒になってしまいますので、少しは摂取しなければと考えたのです。

つまり、食べるのだけど減量できる方法です。

それは一つ。代謝量よりも摂取量が少しでも少なくなれば貯蔵量はマイナスになっていくという理屈です。(カロリー計算では・・)

そこで私は外周り仕事では、野菜の多いサンドイッチ2切れ(三角の2つ入り)とコーヒーBKだけにしようと決めたのでした!(それまでは普通に焼き肉ランチやステーキランチでしたが・・)

忙しいので朝はいつも通りに飲み物一杯(牛乳か栄養ドリンクなど)

夜はなるべく食べないのが理想だけど、親が用意してしまった時だけご飯を少なめにしていました。

この夕食で一番肝心なことは、帰宅が遅くなってしまった日で寝る前2時間内であれば食べないで寝てしまう!(22:00帰宅日など)ということでした。

気が付けば、ズボンのサイズが合わなくなっていた!

そんな生活を徹底し続けてから、我慢の甲斐があってなのか、胃袋が小さくなった感じで

1か月くらい後には沢山食べられないのが苦痛ではなくなってきました。

(例えば、牛乳を飲んでもお腹がゴロゴロしなくなてきた様に慣れてくる現象?)

生物の仕組みというのは不思議なもので、2か月も経過してくれば体は完全に対応してくるのでした。(少ない摂取量でも不満を覚えなくなっていくという意味)

そして、3か月が経過しようとした時

気が付けばベルトの穴は数個奥へ刺しており、すでに高校生の頃のウエストぐらいに変わっていたのです。

当然にズボンがブカブカとなってきましたので、新しく買わなければ不自然な状態です。

体も軽くなってきましたが「そういえば・・」という少しづつの変化なので、自分でも実感が湧かないのかもしれません。

周りの人たち、毎日顔を合わせる家族や同僚にはその変化が判らないのです!

ある日、退職していった事務員さんが上司や同僚へ挨拶にやってきて私を見るなり

「えっ!・・くん?」

「ずいぶんとすっきり痩せたわね~!誰か判らなかったわ~」と言われました。

久し振りに会う人にははっきりと変化が判るものです。

体重は約3か月弱で17kgほど減っていました。

顔も首もウエストもお尻も肉が減って、ほっそりとしていたのでした!

このダイエット(減量)方法が良いとは言えない

私はたまたま自分で決めた食事制限の生活で3か月という期間を達成できましたが、このサンドイッチダイエットが合っている良い方法だとは言えません。

いろいろなダイエット方法があるでしょうけど、自分が決めた方法が一番頑張れるのではないかと思います。(決して無理な方法を選ばないことも含めて)

無理な方法で我慢すれば、リバウンドという落とし穴も待っているかもしれませんので・・

幸い、あれから私はリバウンドもなく、あの体重に再び届くことはありませんでした。

もうこの老歳ですから、これから先も届かないでしょうけれども。


先ほどの続きで

当時すっかり痩せて、体も丸くなくなった私でしたが

「さぁいよいよ これで年上の彼女へアタックだ!」という決戦に

見事に破れてしまったのでした・・

遊びには付き合ってくれても、年下は好みではなかったようで恋は受け止められず、結局は完全に見当違いの3か月ダイエット作戦に終わったのです。

しかし、この出来事によってスマートな様相に変化した私には、後から次々に別の出会いが与えられることになりましたので、それが無駄ではなかったのです・・

結局、きっかけは単純なこと「恋心」でしたが、それが一番効き目があったのです!

*   *   *

この体験は、それは懐かしい

まだ昭和の時代のことでした。