食器洗い機の給水栓から水漏れは意外にも「ニップルの破損」だった記




キッチンの食器洗い乾燥機の給水栓(給水ジョイント部)から水漏れするようになってしまい、数週間の間経過するうちに益々酷くなっていき悪戦苦闘の末、結果は意外にも頑丈に見えたニップル側だったので、今回はここに記録として綴っておきたいと思います。

なんだかんだ食器洗い乾燥機を使用するようになって13年経ちますが、機器自体は2台目とはいえホースなどに水漏れも無く過ごせてきました。がしかし、この夏頃から給水部の止水栓から水漏れをみるようになりました。

「これはホースのジョイント部分が劣化して漏れ始めたのだな!」と思っていました。ホースのジョイント部分を見ると確かに中のゴムパッキンが少し弱っている感じだからでした。

適合するホースをネットなどで探すまで、止水栓とホースのジョイント部分から漏れる水は勿体ないので、シンク内に置いた桶で受けて溜まった水をお風呂へ入れていました。しかし、すぐに桶がいっぱいになってしまうため落ち着けなく大変なのでした。

そのうちに新しい給水ホースが届きこれで安心と思いきや、実際に接合し止水栓を開放してみても何も変わらなく噴水のごとく水が漏れ出てしまいました。新品のホースなのでジョイント部分も問題ないはずなのですが・・。

再度よーく調べると、なんと原因はホースジョイント部分ではなく「止水栓側に付いているニップルというもの」だったのです!

表面は樹脂製ですが中のネジ部分は金属のしっかりとした作りにみえる部品なので、おそらく誰でもこれに穴が開くとは思わないでしょう。

しかし年月は何でも劣化させるもので、頑丈そうに見える部品でも長年の水圧によって亀裂穴(隙間)を開けてしまった様なのです。(本当に水圧の力は凄いものです!)

これには意外でした。まさかこの部分から水が噴き出すとは思いもしませんでした。そして、僅かでも隙間部分ができると、その亀裂部分が日を追うごとに急激に広がっていくわけです。

しかしこの部品には型番や品番などは書いていませんでしたので、ネットでいろいろ探してもそれが本当に適合するかが分りません。似たような部品も何種類かありますので間違う可能性もあり、最終的には見た目で同じものを買うしかありません。

アマゾンなどのネットショップで見つけましたが、実物でなく写真画像なので不安がありますし、送料が商品代と同じくらいかかるのです。

そこで、近くのホームセンターに見に行くと似たような部品が安く売っていたので、この際イチかバチか買ってみることにしました。が、ネジ部分が洗濯機給水用には合っても残念ながら食洗器のこの止水栓側には合いませんでした。

試しに穴が開いてしまっているだろうという部分に水道管用「耐水パテ」を使ってみたものの、止水栓部の水圧というのは凄い力で応急処置にもなりませんでした。(パテの接着力が水圧に負けてしまう・・)

仕方なく他のホームセンターを2~3店舗回りますが、部品が古いタイプなのか見当たりませんでした。(たぶん送料くらいガソリン代を使ってしまった感じです。)

諦めてネットショップで注文するしかないと思っていた日、隣街へ仕事で出かけた帰りに寄ってみたホームセンターに、そのものピッタリの物を売っていたのです!

破損したニップルにサンエイというメーカー刻印がありましたが、今回のメーカーはカクダイ製で汎用品でした↓

さっそく帰って接合してみると、その部品(ニップル)がピッタリだったので、これでやっと解決できたのです!

今回は念のためニップルのネジ山に止水テープをしておきました。(↓の写真)

長年住んでいる家の水道止水栓は劣化していくものです。今回余分に買ってしまったニップルは洗濯機の止水栓用に使える部品なので予備として保管しておこうと思いますが、全く合わない部品を購入してしまうと意味がなくお金も勿体無いですから、できれば実物を外して持って行った方が良いでしょう。(ネットショップでは比べられませんが・・)

メーカーは違いますが、汎用品で適合OKでした!↓

形状と寸法もそれぞれ違うのがありますので、素人では見分けがつかない場合もあります。そのため、やはり実物を外して寸法を測っておくのが確実だと思います。品番が刻まれていれば一番良いのですが、今回は難しいところでした。

時代によって次々に新型が出てきますので、接合部品(ニップル)やホースも変わっているかもしれませんので注意しましょう。