エアコン室外機故障から漏電ブレーカー交換に至って不可解に思った記




真夏に壊れたエアコンを買い替える時に知った現在の必須条件!?
こうしてブレーカーの方は解決できたわけでしたが、次に早急に考えなければいけないのは新しいエアコンです。この異常な熱帯夜にエアコンが無い部屋では誰も過ごせませんので・・!
そこでその日のうちにエアコンを探しにいくわけですが、すぐに取付してくれる条件のところが一番重視すべき点になります。(値段も重要ですけど・・)
そしてここからが、この今回の記事で本当に書いておきたかったことになります!

ここからが今回の腑に落ちなかったことなんです~!

あちらこちらの家電量販店を観て回って値段と最速の工事日を尋ねたりしていたところ、大手チェーン店の販売員が共通して言う事は

エアコン専用コンセントはありますよね?」 だったのです!

いや、今回の故障したエアコンは通常のコンセントに挿していましたけど・・」と答えると

いやぁ、今はエアコン専用コンセントがないと取付ダメなんですよね~」との回答ばかり・・

十年前には壁に付いている普通のコンセントでも大丈夫だったわけですが、今はエアコンだけの専用コンセント(専用ブレーカー)が必須条件で販売されているとの事なのです( ゚Д゚)!

 

とにかく今の現状としてはすぐにエアコンが必要となっているため、その時は本当かどうかも調べる余裕もなく受け入れるしかありませんでした。

また、新品商品よりも格安のリユース品を売っている店も考えましたが、工事の手配がすぐにはできない点があるため今回は諦めました。

何件か廻って考えましたが結局このお盆休みの真っただ中にでも、早めに取り換え工事をしてくれる業者を手配してくれる店に即決することになります。(早々明後日に取付工事OKという事で・・)

したがって、電源増設工事費+エアコン価格+取付工事費用で、思っていた以上(予算以上)に高くなってしまったのでした・・!

エアコン専用コンセントが必須条件という法律的義務はあるのか?!
こうして突然のエアコン室外機故障から漏電ブレーカーの劣化(故障)交換へと繋がり、そして新品のエアコン交換工事と大きな出費になってしまったわけですが、この後にいろいろと調べてみると意外なことが分かってくるのです・・。

各量販店を観て回った時に新品エアコンの価格も10年前より20~30%高くなっていたのには驚きましたが、それは近年の半導体事情による影響もあるようですので仕方ないとして、エアコンの専用電源(ブレーカー設置)についてはどうも腑に落ちないので、ネット等で調べみたのです。

*まして今回、我が家の場合はブレーカーから2Fの部屋までの配線が遠いため、点検口を作らないとできないとのことで追加でこれの別料金もかかってしまいましたので・・↓

↓ブレーカーからエアコンの設置する部屋へ、コードを配線するために点検口設置工事↓(別料金)

↑今の家はだいたい点検口(電気配線しやすいため)が予め設置されていると思いますが、ひと昔(昭和~平成初期位)の家では付けられていないかもしれません↑

今回、ヤマダ・KS・ジョーシンなど大手家電量販店のエアコン売り場で販売員が言っていたことは

ここ7~8年前くらいから、エアコンの専用電源コンセントが付いていなければエアコンを取り付けられなくなっているのですよ!

と言われて、今回仕方なく増設工事も併せて依頼することになったわけですが・・

(そういえば・・確かに(10年前)今回故障したエアコンを取付する時、大手の家電量販店から取付に来た工事業者が稼働確認で通常のコンセントへ繋ぐ際に「本当はいけないのだけどね・・」と一言呟いていたことをその時に思い出したこともありで一時納得・・)

そこで今回の工事業者へ帰り際に一言尋ねてみたところ、「おそらくですが、7-8年前位に家電量販店が通常のコンセントで使用していた客から火事になった賠償責任でも訴えられたことがあったんじゃないですかねぇ!」と言ってましたので、大手では以後そういう流れ(業界規定)になってしまったのかもしれません。

そこで(工事が終わった後ではありますが)この件についていろいろと調べたところ、やはり大手量販店では今はそれを徹底しているようですが、町の家電屋・工事店では大型サイズ以外ならば特に必須条件としていないみたいなのです。(またそういえば、今年エアコン交換をした一軒家アパートの知人宅では通常コンセントで取付してあったのを思い出します・・!)

↓その部屋のエアコンだけの専用ブレーカーも増設↓

↑これも分電盤に追加できる空き箇所があったので良かったのだが・・↑

経済産業省のホームページでも「エアコン専用ブレーカー&コンセント設置」について調べてみると、やはり質問している方があって、その電力安全課による公式回答では

エアコン専用回路の設置は、法令上の義務はなく国の規制ではありません」とあり、ただし

民間規格(一般社団法人)にて、定格電流が10Aを超えるエアコンについては専用コンセントの設置を勧告しています

とのことが記されており、たとえば6畳用のエアコンだと2.2kw・100Vタイプでもだいたい8Aくらいなので、そのサイズ位ならば専用コンセントを設置しなくても大丈夫ということになります。

3.6kw・100Vタイプであれば、16Aくらいになるので専用コンセントが望ましいことになりますが、6畳用なら上記のように必要ないはずです。

エアコンを始動した時の最初の出力は大きいからブレーカーと専用コンセントが良いといってますが、他に家で使う家電製品の中には6畳エアコンよりも始動電力が大きいのが沢山あるのです。

家庭内にある家電の出力でいえば、電子レンジも最大15A、オーブンで14A、ドライヤーでも12A、電気ケトルで10Aなので6畳用エアコンよりもだいぶ電力がかかるはずですが・・それでも専用ブレーカー&専用コンセントなしで使っているわけです!

下のブレーカー(分電盤)から点検口を使って配線し、2Fのエアコン交換した部屋へ専用コンセントを設置↓

エアコン交換時に緊急性がなければ、まずは街の個人電気屋に相談してみること!

今回は買替え設置するために仕方なく専用コンセントを設けることになってしまいましたが、今まで10年間そしてその前の年月も通常のコンセントで何も問題がなく使えていたので、この工事が無事終えても何か腑に落ちない思いが残りました。(余計な工事代を費やした気もして・・)

今の時代は各メーカーがエコロジーを追求して新製品を出しているのですから、昔のエアコンと比べて消費電力・出力なども少なくなっているはずで、6帖用エアコンの専用ブレーカーなど大袈裟だとも思えます。

真実を知らないまま結局、今回は大手業者の言いなりになりましたけど・・

しかし上記のように、法律的にも専用電源等の義務もないことを業界で決めてしまい当然の様に一般庶民へ設置を強要させているという現状、今回調べてみないと本当に分からないことでした。

大手の家電量販店の専属として派遣され工事して頂いた業者は「法令上の義務はない」ことについて実際には知っていたのかもしれませんが、上から仕事を貰っている以上は従うしかありませんので真実を知っても今回はあえて指摘する事ではありませんでした。

また今回は、家の分電盤に空いているブレーカースペースがあったので良かったですが、小規模の家屋では分電盤に空きが無い場合や配線工事が難しい家もあり、冷酷な事にそういう場合は大手の家電量販店では受け付けてもらえない事例もあるようなのです。(エアコンの販売自体を断られる)

この場合は街の電気屋に依頼するしかありませんが(顔なじみの個人店などがあれば良いですが)、逆にそういう工事業者なら大手には依存してない(弱みが無い)為、今でも専用ブレーカーなど不要で取付け(交換)してくれるかもしれません。(今まで使っていた通常のコンセント)

我が家に突然起こった今回の出来事には真夏の事で緊急性があった為に、すぐに交換工事してもらえるのであればどこに依頼しても致し方ありませんでしたが、そんなに急ぎでなければ最初にまずは大手の家電量販店よりも個人の電気屋に相談すれば良いかと思います。

☆  ☆  ☆

とにかく近年の夏は異常な程の暑さになっており、数十年前とは全く異なる惑星に変わってしまった様な感じですので、エアコンは一日中かけている程の必要性がある生命維持家電となりました。

電気代も心配になるかもしれませんが、熱中症で入院治療するよりは安いと思いますので無理をしない様にしましょう!

 


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