エアコン室外機故障から漏電ブレーカー交換に至って不可解に思った記




この夏、我が家のエアコンが故障したことによって漏電ブレーカーが反応し 家全体の停電になってしまったハプニングから、不可解な思いが起きる話に繋がっていくというこの一連のエピソードを今回は綴っておこうと思います。(単にエアコンの買替え話ではなく、近年のエアコン取付事情についても知った為、そこが本当に書いておきたい要点として・・)

まずは昔とは違う近年のこの異常な真夏の蒸し暑い熱帯夜に、突然起きた我が家だけの停電から話を始めていきましょう↓

突然の漏電ブレーカーが落ちた原因はエアコンの故障だった!?

異常気象と判定されているここ数年の真夏中は、我が家でも熱帯雨林の様な蒸し暑さに耐えられず一日中エアコンをつけている状態が何十日も続いていました。(電気代を考えるべき我慢にも負ける程に暑いのです!)

そんな真夏の蒸し暑い夜のこと、エアコンが効いている快適なリビングにて夕食を食べていると、突然に停電が起きて真っ暗になったのです!

停電か?どこかに雷でも落ちたのかな・・といっても今日は雷雨もなかったしなぁ・・

どこでも地域の停電は時々あるものですが(この日は近郊に雷雨などはなく)不思議に思い、近隣の家を見てみると他の家には灯りがついています・・。??

さっそくスマホのライトを点けて分電盤を確認しにいくと全てのブレーカー落ちており、よく見ると中央にある「漏電ブレーカーというのも落ちていることが分かりました!

長年(30年以上)住んでいる我が家では、この日この時に初めて漏電ブレーカーが落ちたのでした!(後で考えてみたら・・)

そしてブレーカーが落ちた時(電力の使いすぎた時)のいつものように、その後すぐブレーカーレバーを元に上げ戻そうとしますが、なぜか何度やっても全然もとに戻らななかったのです!(レバーが上で止まらなく、ダランと下がってしまう状態で・・)

この時、突然に漏電ブレーカーが落ちる事態の経験・知識もない状態でしたので、なぜレバーが元に戻らないのか(上にならない)原因が全く分かりませんでした・・。

漏電ブレーカーは↓の様に通常は上がっているはずですが・・

↑家の何処かで漏電反応を感知すると、この漏電ブレーカーのレバーが下がって家全体の電流を遮断するわけです!

初めはそのうち直るだろうと軽く考えていましたが、何度やってもダメなまま時間が経って汗が額から流れてくることに気が付くと、真剣に考え始めます。

このまま漏電ブレーカーが落ちている状態だと、家中全ての電気が使えないままこの真夏の熱帯夜を過ごさなければならないかもしれない!」と、焦りと息苦しさを感じてきたのです・・。

数個の懐中電灯があっても日頃の様に室内を全体的に照らす灯りには足りず、暗さと蒸し暑さとだんだん気分も悪くなりそうな感じになっていくのです・・。

また、全ての電気が使えなくなって一番に心配なのは、今日買い物してきたばかりの食品が入っている冷蔵庫。この暑さでは電源が落ちた冷凍庫がいつまで耐えられるかということでした。

そしてまた 電気がないとルーターが点いていない為に、電話もネットも全く使えないことにも気が付くのです!

携帯電話(スマホ)には充電が残っていたので外部との通信ができたのですが、日頃の電気に依存している状態をこの時まざまざと知らされるのでした・・。

街の電気工事屋に電話をしてみても、このお盆休み真っ只中(しかも夜)のために繋がりません!!(;´Д`)

が.しかし、そんな中でも幸い東京電力系のサポート係に繋がり、助けを派遣できるとのことで本当にホッとしたのでした・・。

出張サポート料金(1万数千円位)がかかりますが宜しいですか?」と伝えられましたが、もう背に腹は代えらません。(エアコン無しに、昔と違う真夏のこの異常なこの熱帯夜を越せる自信はありませんでしたから・・)

レバーが戻らないのは漏電ブレーカーの寿命でもあった!?

この全ての灯りを失った家中と、東南アジアの様な(昔マニラで体感した蒸し暑さを想い出す)この蒸し暑さが非常に息苦しく感じ、その出張サポート員(TEPCO)が来てくれるのを待っている時間はなぜかとても長く感じました。(1時間くらいは待ちましたが・・)

こんなお盆休み中の夜に、来てくれた時はホッとしました。特に真っ暗闇になってしまう夜なので、なおさら「助かった~」と思うのでした。

まずは係員へブレーカーが戻らない等の経緯の話をしながら分電盤から漏電チェックしてもらうと、やはり漏電反応があってその箇所が何処だか調べてみると、2Fの一室にあるエアコンが原因だと判明。(確かに今日そこのエアコンは、ぬるい空気が出て調子が悪かったなとこの時に思い出す)

その部屋のエアコンが原因でしょう・・たぶん室外機の故障だと思いますよ」と係員は断定し

室外機は外にあって常に雨風にさらされているし、虫も入りやすく劣化しやすいのですよね~まして10年経っているなら仕方がないでしょうね・・」と。

エアコンの室内側の機器は単なる扇風機みたいな役目で、室外機の方が大切な仕事(冷たい空気を作ったりする)本当のエアコンの役目をしているわけです。

したがってエアコンの故障と寿命は、ほとんど室外機が原因だということになるとのこと。

ともあれ、エアコン室外機の故障によって漏電反応が起こったと分かったわけですが、問題は肝心の漏電ブレーカーの方をどうするかになりました・・

案の定その後、サポート技術員の方が漏電ブレーカーのレバーを戻そうとしますが、やはり何度やっても元に戻りません・・。(レバーの内部構造については知らない様で・・)

熱帯の夜、熱風が出るファン付上着に汗も促進させている感じで、しばらくやってもダメだと判断し、仕方なく今晩だけの応急処置をしていきますとのことになったのでした。

*分解修理できるものでもなく代わりのものも持っていないとの事でしたが、どうにか今夜だけの緊急処置(漏電ブレーカー外して直結)をしてもらい、とりあえずその夜は本当に助かりました~!(エアコンの効いている部屋で夜を越せるので・・)

やがて無事に翌朝を迎えると、早々に昨日の状況引継を聞いた別の係員より連絡が入り、新たな代用品等を用意して交換工事に来てくれることになりました。

我が家のは平成初期のだいぶ古い分電盤だったため(新しい漏電ブレーカーが)サイズ的に合うのか心配はあったようですが、若干のズレだけで上手く取り付けができたことは不幸中の幸いでした。(今回工事費込みで5.6万円にはなりましたが、取付できない場合の分電盤全部を新品交換工事するのだと十数万かかるようでしたから・・)

↓真ん中に付けられているのが漏電ブレーカー

最近の主電源ブレーカー(左側)にはレバーが付いてないようです↑(東電の所有として交換)

今回の係員の漏電ブレーカーについて答えてくれた話では

「電流で熱を与えられたレバー内部の繊細なバネ鉄板が電熱によって緩むと留め箇所へ引っかからなくなってしまう様で、時間が経って冷えてくると元に戻せるくらい形(硬さ)になるようで、しかし長年の経年劣化で弱く緩くなったレバー内部の繊細な仕組み(構造)では、やはり寿命とみて交換をするしかないでしょう」とのことでした・・。

*ちなみに、外したブレーカーを翌日再度レバー確認のために上げてみると、上でレバーが止まったのでした! が、実際には取り付けてはいないので再使用ができる状態なのかどうかは分かりませんでした・・。

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