家の中のどこでいつ刺されたのか、気がつくと痒みが出てきて無意識に掻き過ぎてしまうことで、さらに悪化してなかなか治らない。そんな長引く症状(痒みと炎症)の治るまでの経過を観察した記録について、今回は綴っておこうと思います。
単なるダニ刺されといえども掻き過ぎてしまうと、そよう症の様にさらに酷くなっていく「ダニさされ」が原因の皮膚疾患(アレルギー性皮膚炎?!)
どの部屋でいつ刺されたのかも分かりませんが、おそらく家の中に生きているダニの種類のうちで「ツメダニ」という種類のダニではないかと、いろいろと調べるうちに予想ができます。
草むらを歩いたわけでもなくペットを飼っているわけでもないので、マダニやノミではないことは はっきりしています。
おそらく寝ている時など、すぐに気がつかない状態の無防備な状態の時などに刺されてしまったのでしょう。
しかも、刺されてからアレルギー反応が出るまでに時間差があるそうなのです。つまり刺されてから 実は何時間も経って症状が出るということになります。
昔から私はこういったアレルギー性皮膚疾患が出やすい体質でしたので、なかなか完治に時間がかかることが多いのです。
湿度の高くなる梅雨から夏場の季節がほとんどなのですが、また今回も長引く症状に悩まされてしまったため、完治するまでにはどのくらいかかるのかを記録しておいたのです。
まずは、次の写真から始まります。(足首の上の2か所です)
じめじめとした梅雨が終わった頃、気がつくと左足のふくらはぎ横の柔らかな箇所に痒みを覚え無意識に掻いてしまい、こんな状態に・・・。
ふつうは赤いひとつの点みたいな出来物で止まって、そのうち次第に痒みもなくなり治っていくのですが、1日も経たないうちに画像のその部分(2か所)は、みるみる水膨れに変わっていきました。それが下の画像です。
そしてこの患部だけでなく周囲も、なぜかとても痒く思わず掻いてしまうのです。
水ぶくれは潰さない方が良いといわれますが、上の画像の様にこんなに大きく膨らんだ状態だと潰れないわけがありません!(わずかな衝撃でも自然に破れてしまいますので・・)
そして、やっぱり当然ですが破けてしまいます・・
すると、患部は空気に触れてしまったからでしょうか、このような状態になっていきました。
潰れる前よりも赤みが増して、この水膨れが潰れた後が痒みを伴って長引くことになるのですね~!(思いもよらずに)
水ぶくれが潰れてしまっても、浸み出てくる水(体液)は止まらずに垂れてきますので、仕方なく消毒液と共に綿などで保護吸収しておくしかありません。(サージカルテープなどで)
やがて1~2日経過して、やっと液が止まった状態になりました。
下の写真は、その水が止まった患部の様子ですが、相変わらず周りの痒みに耐えられず無意識に掻いている跡が分かります。とにかく周囲が酷く痒くなるからです・・
切り傷による出血ではないのですが、外気に触れたことにより血小板組織がカサブタを形成している様な感じです。
この様にカサブタみたいになれば何も貼らずにしておくことができますが、痒みは残っているため油断はできません。
とても痒い症状に誘引されてしまい爪などで掻いてしまうと、爪に付着する他菌によって違う病気に侵されるこ可能性も出てきますから、その痒みとの戦いに耐えなければなりません。(しかし耐えるのは大変難しいのです・・)
そして発症から4~5日後経っても、まだ2か所とも痒みが残っており、下の写真の様に周りもピンク色になっていることが分かります。
それにしても、目に見えない程の小さな虫によってこんな症状を起こされてしまうとは、アレルギー反応体質の人間にとっては本当に怖いことです。
そしてさらに、ここからも長い期間が必要になることを思い知らされるのです。
ツメダニに刺されてから1週間後
カサブタの様なものは少し大きくなっている感じに見えます。
痒くなってもどうにか患部だけは意識的に掻かないようにしているのですが、患部の周囲はやはりどうしても手が出てしまうのです。(搔くと痒みは一時収まりますから・・)
そのため、患部の周囲が掻かれてピンク色になっていることが分かります。
次の写真は先に発症していた別の箇所(太もも上部)ですが、3週間経過してやっとこのくらいまで治ってきた感じでした。
家の中に存在する「ツメダニ」は吸血性のダニではなく、チリダニなどを捕食している種類であるようですから、たまたま人間の皮膚に接触したことによってアレルギー反応が出て痒くなり、その部分を黴菌が付いた爪で傷つけると炎症を起こすという経緯になるのでしょう!
次のページ②へ