宝くじを時々買いますが、最近は多量に買うことはしなくなりました。多量に買っても当たらないことがほとんどでしたし、少量でも「当たる時は当たるものだ!」と思うようになったからでした。
私は高額当選する運は持っていないようで、今までに銀行の奥部屋へ通された経験をしたことがありませんが、現在まで知り得た(当選した経験のある周りの人達の)話を纏めると、宝くじというのは「たった1枚だけ」でも当たる時は当たるものだと思いましたので今回はその話を綴っておきます。
今から何十年も前のこと、まだ若かった私は同僚によくパチンコや競艇に誘われて行っていました。当然ですがマイナスになっていたのですが、独身だったので自分の給与に文句をいうものは居なくどんどん注ぎ込んで失っていきます。
しかし恋人が現れると次第に給与の使い道が変わっていき、そういった賭け事に費やす時間から離れることができました。その代わりに時間を必要としない宝くじを買うようになったのです。
そんなある年、ボーナスのほとんどを宝くじに賭けたことがありました。都内の有名な売り場を買い回り、何百枚も買い集めたのです。
「今までにない、これだけの枚数を買えば高額当選するだろうなぁ!」と自信満々で夢膨らみます。
しかし当選発表日に新聞で当選確認をすると、何百枚も買ったのに当たったのは十分の一だったのです。つまり、ボーナス金額が1/10になって返ってきたという情けない結果に大きく落胆します。
「こんなに買ったのに当たらないなんて、実際に当たっている人なんて居ないんじゃないか~?!」と疑いと怒りも出てきてしまった感じでした。
それから暫くしたある時、同僚のご婦人から「何年か前の事だから話すけど、私 宝くじで高額当選したのよ!その時ちょうど必要だった子供の大学費用や新車買ったりで全部無くなっちゃたけどね・・」と聞かされたときには、「本当に当たった人がいるんだなぁ!」と驚いたものでした。
その人は、千円で3枚買ったうちの1枚が高額当選となったようでした。私はその時、自分が過去に何百枚も買ったことは決して言えませんでした。
あれから現在まで小当たりは何回もありますが、大きく当選することはありませんでした。しかし、共通して考えられるのは「私にとっては1枚も100枚も同じに外れる枚数」だったということです。
100万枚買えば高額金額が当たるかもしれませんが、そもそも100万枚買えるお金を持ってるならば宝くじを買わなくても裕福な立場なので買う必要なんかありません。
高額当選金以下の当選金ではありますが、たった2枚だけ買った時に当たった経験があり、子供に買ってあげた、たった1枚¥200のスクラッチが1万円当たったこともあります。
小当たりですが、上の写真の様にたった2口だけでも「当たる時は当たる」ものです。
かといってその時期に、運が向いたと調子に乗り奮発して100枚買った時がありましたが、逆に全滅したものです。
100枚宝くじを買っても当たらないのに、1枚だけ買ったにもかかわらず当たるなんて「どんな確率なんだよ~!」と思ってしまいますが、そこに確率なんて本当は無いのかもしれません。
そもそも裕福ではない人たちが「裕福になりたい!」と思って宝くじを買いに来るのですから、大量に買えるはずがありません。
一部分の投資家が大量に買い、高確率を得て資金を増やしている可能性もありますが、ほとんどの購入者は小口購入しかできない一般人だと思います。となれば、確率では投資家などに勝てるわけがありません。
しかし実際、今まで僅かな購入枚数でもその中の1枚が当たっていて、銀行へ受け取りに行けたことが数回あるのです。(部屋に通される金額ではありませんが・・)
毎年の年末に、有名なチャンスセンターで100万円くらい買いに来る人がいるようですが、寄付が目的なのでしょうか?もっともっと大金が欲しいという「欲だけ」なのでしょうか?
100万円は大金です。100万円分変える余裕がある人ならば、裕福な立場じゃないのかとさえ思えます。100万円あれば、何日も生きのびられるでしょう・・
今までに高額当選をしたことのない立場ですので大きなことは言えませんが、長年の宝くじ体験歴から纏めることが3つあります。
1つ目は、大量には買えない一般人にとって、1枚でも10枚でも確率では同じようなもの。
2つ目は、一攫千金に賭けてボーナスを全て使っても、高額当選する見込みは想定外に低かった。
3つ目、所詮 当たる時はたった1枚でも(わずか数枚でも)当たるものである。
「当たる確率、枚数の確率」と繰り返し言われるでしょうが、大量に買えるはずのない一般人にとって確率というのは考える必要がないのです。 確率でいえば到底無理な数字ですから。
が しかし、それでも「当たる時は当たる!」ものなのです。
それが、たった1枚だけだとしても・・
目には見えないタイミングの様にです・・
最後に、「少ないから当たらないんだ!」といつも諦めていた方へ、
今回の記から「1枚でも当たる時は当たるものなんだ!」と思い起こせば
希望は湧きますので、その点を心に置いてもらえれば幸いであります。