背中湿疹の激しい痒みと闘い!第四回
仕方なく、3院目の皮膚科へ
*この記事は、何年か前「更年期障害」の影響なのか不明ですが、
その年、患った急性的な湿疹病との闘病記録を想い綴るものです。
この実録体験記を幾度かにわたって記していこうとするものです。
今回は、その第四回です。
*お話は前回のつづきから・・
前回、2つ目の医者で処方してもらった薬は、約4週間分だったのですが、
飲み薬は期待が薄いと思い、ほとんど服用した記憶がありません。
体の中から皮膚炎を抑えようとする薬なのでしょうが、私はどうしても
塗り薬の方を信じていたのです。
ネットでいろいろと調べると、やはりステロイド剤は使いすぎると
大きな悪影響が出てしまうとありました。
しかし、あの夜中の激しい痒みには我慢できませんから
つい多めに塗ってしまうと4週間もしないうちに、薬は無くなってしまうのでした。
背中と脇下ですから塗る範囲も広く、処方された量では到底足りません。
5月に入って、中ごろ
再々発です!
4月に収まったと思った背中の上部辺りから、再び痒いぷつぷつが1つ2つと・・
これが、痒いのです!
5月の後半には、右肩(肩甲骨)の方へも発疹が移っていきます。
ドラッグストアでメントールの塗り薬をいろいろと買いますが、
やはり、市販のクリームでは全く歯が立ちませんでしたので
結構なお金の無駄使いとなりました!
発疹の再々発が広がっていきました・・
本当に医者に行くのが面倒に思ってきた自分ですが、今回のこれには白旗です。
6月に入り、いた仕方なく3つ目の皮膚科を探すことにしました。
今度は今までよりも家から遠いところになりますが、今度こそ完治と
原因を知ることを期待して・・・
6月12日 3院目の皮膚科へ初診日
ここは落ち着いた感じの老舗のような建物で、古くからやっていることが
外観からすぐに解かる医院でした。
前回の医院とは違い、混みあっている雰囲気ではありません。
ということで、初診でも30分程度待った後に呼ばれました。
診察室へ入ると、看護師の女性に問診票から質問を受け
経過と状態を話しました。
今回3人目の医師に期待して、いよいよ登場を待ちます。
が・・・
今まで生きてきて、最速の診察時間でした・・
湿疹の状態を診ると、話し言葉も覚えていないくらいの瞬間という時間、
薬を選んでお終い・・
よっぽど忙しいのでしょうか、そのマスクをした若そうな医師は、
サッ!と まるで「FLASH」のような速さでカーテン裏に消えていきました。
「あ、あ の~ 原・・・・因・・は・・?・・」
という私の問いが届く間もなく、診察が終わりました。
現代は処方箋を出すだけが医者の役目になってしまったのでしょうか?
昔は医院に行くと、ちゃんと患部を診て、原因なども考えてくれたはず
と記憶にあるのですが、今の医師はこんな感じなの?と目が点・・でした。
*どなたかも言っていましたが、今の医者の診察は
「患者の体の状態を診るよりも、パソコンの画面を観るだけ!」
が中心になってしまってる様で、ここはまさに典型的に思えました。
飲み薬 1日1回 夕
アレルギーを抑える薬 7日分
塗り薬
皮膚の炎症を抑える薬 7日分
ステロイド入り痒み止めチューブ
飲み薬はもうけっこうでしたが、やっぱりアレルギー薬を出されました。
「次回の予約方法として、ネットで予約を入れられますので、
待ち時間が短縮できて大変便利です!」
という案内紙を渡されましたが、もう あの「FLASH」のような
瞬間的診察はけっこうでしたので、この後にここへは予約を取ることは
ありませんでした。
6月は、この3つ目の皮膚科で処方された薬を服用し
気休め程度には効き目が現れて、背中の湿疹ブツブツ状態も少し改善
したのですが・・・
処方薬が切れてしまう6月の末頃、今度は左わき腹の痒みに移り
みるみるうちに酷い状態へ!(下の写真)
なおかつ、パンツのゴムかぶれと疑われそうな下腹部分の痒みによる
発疹も発生し、踏んだり蹴ったりの状況となる。
7月に入った記録を見ると・・
7月8日
「体の痒みが酷くてよく眠れず、倦怠感がすごい。
何もする気力がなく、まるで鬱病の感じになっている。」
というメモの記入。
さらに、
「眠りにつくのが怖い状態である。これは、2月の背中の状態と同じで
熱く凄い痒みが襲ってくるのだ。ひどく掻かずにはいられないので、
ますます掻いた所が炎症を引き起こしている。」
「起きてる時は そんなに掻きむしる痒さは起きないのだが、
横になって眠りにつくと僅か2時間足らずで、恐ろしい痒みが襲い目が覚めてしまう。
その繰り返しが今週はひどかった。」
「今晩も軍手をして眠らねければならない。昨日は軍手をして寝ても、
しばらく時間が経過すると、痒みのすごさで、軍手をしながら
痒くて掻いてしまっている状態である。」
7月のこのような状態では、もう毎日の生活にも支障をきたし
悪化していく状況に「藁をも掴む気持ち」だったのです!
今想うと、自分でもこの期間をよく乗り越えたと思います。
そして、ついに完治に近ずくべく、最後の賭けへと続いていきます。
7月中旬、わたしは2つ目、3つ目の医者が出した処方薬が
あまりにも短い効果期間だったことに気づきます。
効き目が長く続いていたのは、今回の自分の湿疹病状に
合っていたからではないだろうかと思うのでした。
医院の外にある薬局が用意している薬は、同じ湿疹に対する効能でも
それぞれ名前もメーカーも違います。
2つ目も3つ目も異なる名前の湿疹薬でしたが、どちらも効き目が多少あれど
その持続性は同じくらい短かったのです。
そこで、一番長かったと記憶にあった、最初の医院で処方された薬
それをもう一度使用してみればと考えたのです。
つまり、薬にも自分の状態に適しているものが一番効くのです。
7月17日 結局、私は最初に行った皮膚科専門ではない医院へ行くことに。
「すいません!2月に来た時に、処方された薬が欲しいのですが・・」
ここは皮膚専門医ではないので、診察してもらっても酒を減らせと言われるだけで
原因など考えてはくれないだろうと私は思っていましたので、
「診察はいいですから、処方箋だけください!」 と言ったのですが
「今日は空いてますので、とりあえず診察を受けてください!」と。
やっぱり、5か月も経っているので仕方なく診察を受けることになります。
「よく背中を洗ってくださいね! 時にはゴシゴシって!」
え~っ?! 皮膚科の医師が言ってたことと違うじゃないかい!と心の中の声
2院目の専門医は、「あまり皮膚に強く刺激を与えてはダメですからね~!」
と言っていたのを想い出した。
それぞれ医者によって意見が違うのは、患者にとっては大変困惑してしまうこと。
でも、この人は皮膚専門医ではないからなぁ~と心の中で思い、
「アルコールは皮膚にも刺激を与えますからね!」とやっぱり言われ、
そんなに多くは飲めない私は、この5カ月の経験で今回の発疹では
酒はあまり関係がない臨床結果を出してはいたが
「はい、わかりました・・」
と診察を終えたのでした。
**処方薬**
内服薬
アレルギーを抑える薬 1日1回 7日分
塗り薬
炎症を抑える薬(ステロイド入り軟膏) 10g
細菌の繁殖を抑える薬(抗生物質入り軟膏)10g
この2つを混合させた合成軟膏が容器に入っている。
*今回は、2月の処方で飲み薬も少し効果があったのかもしれないと思い
アレルギー用の内服薬も前回と同じく服用することにしました。
そして今回この4度目の処方箋で、この湿疹の完治を賭けることになります!
最終章へつづく・・・
*次回、最終章の第5回は「これで完治と言ってほしい!?」
を記して完結の予定です。