この地球上に存在している規律性の備わった生物には、大抵その大群の中に指令役(トップリーダー)的存在がいるものです。ライオンや象、猿や狼、蟻や蜂など群れで生きている動物、そして人間もその中の一種です。
中でも人間は頭脳が賢過ぎているために、多くの民衆のトップになると次第に本来の存在意義や使命感を忘れていき、いつしか国民は自分のもの(自分が国民の持ち主だ)と勘違いするようになっていきます。
本来、国民から選ばれた(支持された)トップには民衆からの信頼、そして希望と期待が託されているはずです。
たとえどんな国でも、その国のトップは国民のおかげで存在することができ、そして国民の生活を守ることが与えられた使命なのです。
近年、取り返しのつかない大きな間違いを行った哀れな国のトップが、「国の兵士はいくらでも畑から採れる!」と考えていたようですので、長年の君臨によって正に国民の持ち主となってしまいました!
あの世界中から大国だったと思われていた国の考え方が、今になっては呆れてしまうほど愚かな考えの行いを世界中に表しました。
この技術や生活環境が進化した現代に、あそこまで一世紀も古い考え方を今だに持っていたとは、世界中が思ってもいなかったことです。
その国のトップ(権力者)が古い独裁的な思想を今だに持っていたために、国全体が世界中に愚かな姿であると見られてしまいました。たった一人の考えと行いによって、大きな国全体が反世界的な犯罪者と見られてしまったことになります。
独裁政権国家の場合、長い年月をかけて頑強になってしまったそのトップの組織は、一般民衆の反抗では到底覆すことができないのが常です。
近年、ゼロコロナ政策によって全国で厳しいロックダウンを行った大国。ニュースで度々のように報道されている生々しい光景がありましたが、正に民主的国家にはない悲惨なものでした。
独占的な一党政権は、異論や反対意見を取り入れることもなく一方的に政策を決議してしまいます。独裁的政権を脅かす民主的思想の言論やデモ・抗議運動は政府の権力(武力)によって排除され、全国民まで知れ渡らないように情報も遮断します。
あの世界中に知られた悲痛な天安門事件も、一方的な政権に反論する大きな民衆の叫びでした。国民の人権や自由を訴える民主化運動は戦車も使った政府軍に鎮圧され、何千もの若い国民が犠牲となりました。
国民一人一人にあるべき人権というものを無視している独裁的国家組織は、正に昔の帝国主義そのものだと思います。それはまるで、民衆を羊の群れように扱っているようです!
下層の一般人にも世界中の情報が手に入れられる現代になって、「人の権利や自由」を束縛される社会に反論することは当然なことでしょう。一人一人の国民は国の政権のために生まれてきたわけではないのですから・・!
独裁的国家は時を経て次のトップへ交代したとしても、頑強に作られた組織の方針によって国民に対する考え方は変わらないかもしれません。
誤った作り方になっていき結果的に変な形に仕上がってしまった建造物、それを正しい作りに直すには一旦全て解体して更地から再び建て直すしかありません!
独裁政治国家も同じで、民衆のための正しい国家を作り直すためには一旦国全てを解体しなければならないと思います。フランス革命のように、国民全体が政権打倒へ立ち上がった時のように・・
2022年夏、他国に侵略した愚かな独裁政治国家の行った不正投票が世界中に知れ渡りました。投票させてもいない人や亡くなっている人さえも賛成票を入れたという、それは世界中の誰が観ても呆れてしまうほどの滑稽な茶番選挙劇となりました。
自らの思想のために愚かな侵略戦争を起こした独裁者は、何十万人もの大切な国民を過酷な戦地へ送り続けました。それは大義のある防衛戦ではなく、古代的侵略をさせるために多くの若人を(まるで使い捨ての物のように)犠牲にしたものでした。
尚且つこの哀れな政権は、侵略した国の人々や子供たちを誘拐し独裁的帝国主義の思想へと洗脳させるという、それはまるで映画「スターウォーズ」に出てきた、シスの邪悪な帝国が兵士を作るのにそっくりなのでした!
民主的国家ではこれほど酷くはありませんが、選挙で当選させてもらい政治家になった者たちは、時が経つにつれて投票してくれた民衆への感謝の気持ちを失っていきます。
そして気が付けば、国民の意見を尊重して聴こうとしないままに新しい法律・政策を作ってしまうという、国のトップ組織の一員となっているのです。
国民がいるからこそ国は成り立っているわけで、トップもその国民に食わせてもらっていることを忘れてはいけません!
貧困層から富裕層まで全ての国民が納めている様々な税金は、政権の売上利益ではないのです!
国民のために行う政策、国民のための法律、それを決めるのは国民から選ばれた国の代表者ら(政権)です。
国民が存在してるからこそ政権(トップ組織)が存在でき、国民が安心して暮らしているからこそ政権への信頼・評価そして価値があるのです。
トップ組織レベルだけで国民を苦しめる様な政策を勝手に決めてしまうのは、国民の反乱を引き起こすのは必然です。
どこの世界でも人権、生き方や言論の自由という民主的社会を求めるのは当然であり、国民は政権組織のロボット(持ち物)ではないのです!
この広い世界の中に生きる人たち、一人一人の全ての人に人権が尊重され、そして民衆を支配する独裁的政権国家が一日も早くなくなることを願うものであります・・
つづく