スリムPCのHDDを換装してデータを引っ越しする方法を選んだ記




Windows 7」が今年いっぱいということで、「Windows 10」 へ変更を!とお知らせが届いた今年。長年愛用していたパソコンともお別れする時が来たようで、さっそく別のPCを安値で探して用意することができました。

しかし、新しく用意したパソコンへ今までの大切なデータを移し替えなければなりません。大容量のデータのため移すのも時間がかかりそうですしデータ破損も怖いので、移植という方法を選んでみました。

HDD(ハードディスク)を換装して、物理的にデータを引っ越しさせてしまう方法です。

今回用意したPCは、「Windows10」のOSが入っているメインのストレージはSSDで、ほかにもう一つHDDのストレージが付いている「ハイブリット」になっています。

長年使っていた旧PCはストレージを3段にしていたのですが、SSD化が進んだ今回はスリム型のコンパクトなPCを選んだのです。(リサイクルPC)

大きな昔のタワー型PCと比べて、こんなにスリムなPCでもスペック的には、だいぶ上になっているのです~!

HDDに比べてSSDは大変軽くてコンパクトなので、スペース的にも合理的なストレージなのですね~

誰でもDIY可能な方法ですので、そのレポートを今回は綴っておきたいと思いました。

(但し、PCの型によってストレージの配置が異なっていますのでご了解下さい)

*今回の型は、ヒューレットパッカードのHP Prodesk 600シリーズ」となっています。

この型は、大きなレバーが付いているので大変開けやすいタイプです!

ドライバーも不要でネジ類もない為、ネジ類の紛失も心配ありませんね。

パソコンを寝かせて、レバーを引いて上げれば容易に開けられます。

 

HDD ハードディスクの留まっているサイド(脇下)に引っ張るレバーが付いているので、それを上に引くとHDDも動かすことができます。また同時に下画像の様にフレームを立たせることができます。

 

こんなにスリムなのにもかかわらず、HDDストレージは2か所設置スペースを設けられているようです。

しかし、SSDはしっかりとマウント(固定)されていなかったので、どうにかマウント方法を考えなければなりませんでした。(カタカタ多少動いてしまう状態)

買いに行くのも手間と時間とお金もかかるので、自作を考えることに・・

そこでちょうど適当な大きさの板があったので、それを利用することにしました。

SSDは薄く軽量なので、下図の様にHDDの下のスペースに板を設置してマウンター代わりにすれば良いと考えました!

 

当初はネジ留めを考えましたが、薄めの板なので割れ目ができてしまうため「クリップ画びょう」で留めてみました。

下図の様に 下部は2か所ともクリップ画びょうで十分留められました。

板もSSDも共に軽量なので、十分耐えられるマウンター代用DIYです!

その板にSSDを両面テープで取り付けて、SSD部分の設置は完了(下図)

 

*レバーの部分だけはクリップ画びょうが不可能ですので細ネジで留めますが、レバーが上げられる程度にネジを浮かせて留めるようにしておきました。(下図)

そして、先に付いていたHDDを取り外し、旧パソコンに付いていたHDDをSSDの上部に差し替えることができました!(500G→1TB)

HDDには4か所固定ネジが付けられていたので、旧HDDに付け替えるだけでPCのフレームにマウントできるのです!(4か所の穴の部分に入れてから横に引いて固定させられる)

 

但し、HDDを固定した後に電源コネクターとSATA(シリアルATA)コネクターを差し込みする際は、DVDドライブとの隙間がキツイかもしれません。

 

こうして、無事にHDDごとデータの引っ越しが完了できました。

旧パソコンの大切なデータ、たとえば昔からの写真やワード、エクセルファイル、ブックマーク(お気に入り)が膨大にある場合、HDDごと移設してしまう方法があるということです。(Win7のOSが入っていますが、サブストレージとして)

購入したPCにストレージが1つ(ハイブリッドではない)の場合は、換装ではなく増設になりますが、スリムパソコンならば上の様にHDDスペースと電源コネクタが残っていると思われますので、SATA(シリアルATA)コネクター1本とHDD用マウントネジを4つ購入して設置すれば、写真の様にハイブリッドPCへ変身できるというわけです!

最近はHDDの時代が終わりSSDに代わっていますので、益々コンパクトなPCが広まってきています。そう考えると今回の記は「昔のPCでの方法」になってしまうと思いますが、その反面旧PCの思い出記念として綴っておきたいものです。

【 追記 】

*ちなみに増設の際の電源力ですが、旧PC650Wに対し今回のスリムPCですと通常240Wくらいなので心配でしたが、CPUやメモリ分から考えてもギリギリ30wのグラボなら動いてくれるかなという感じになっています。(計算だと不足っぽいですけど・・)

また、SSDは省電力なので、旧PCのSSDも後からDATA庫として移植しても大丈夫でした。 

スリムPCの方は電源力が心配だと思いますので、参考に追記しておきました。

*後日記として*

完全に旧PCから引っ越しとした日、メインで使用していたストレージを空いてしたスペースへ移植しました。Win7のOSが入ったままですが、旧PCデータ倉庫として使用できます。

マウント具が付いていたので、そのままベイに差し込んで固定できました。

簡単に配置図で描くと、こんな状態でひしめき合って3ストレージ状態となった感じです!

そして一番心配だったのが電源ですが、SSDが省電力なので今のところ不具合は出ていません。SSDの誕生は本当に称賛すべきである事と感じさせられた今回の引っ越し作業でした!

以上、スリムPCのストレージを増やしたい場合に参考として頂ければ幸いです。