クーラント液減る原因・ラジエターキャップ劣化と冷却水漏れに悩む記




 

先日、ある車のトラブルを相談された時のことです。(修理屋じゃないんですけど・・)

車の冷却水(クーラント)が全く入ってない様だけど、大丈夫ですかね~?」と。

えぇ~!と思い、その車のボンネットを開けさせてもらい見てみると、本当にリザーブタンクが空に近い水量状態になっていたのですね~!(誰かに知らされたのか?)

そのご婦人から聞くところによれば、やはりあまりボンネットなど開けず、ガソリンスタンドの店員に言われるままのメンテネンスを依頼しているようです。

しかも冬の初めに冷却水を補充してもらったきり、それ以降は確認してないようでした。

とりあえずリザーブタンクの規定量まで補充してあげましたが、後日になって再度減っているとの連絡があり、もう一度確認してあげますと・・またもや 減っているのでした!

 「どこかから漏れてるんでしょうね~?!新しい車では無いのでどこか劣化してきているのでしょうね~!」

と仕方ないことを悟らせても困ってしまっている様なので、ちょっと調べてあげることになりました。

よくあるウォーターポンプからの漏れを疑ってみましたが、ここではない様子でしたので他の下廻りを確認します。しかし、漏れてる形跡が無いんですよね~ 何処でしょうね?

気が付いたらラジエターキャップ(バルブ)が古そうだったので外してみると、壊れており機能を果たしていない状態だったのです! 

これでは正常な圧力がかからないので、沸騰して抜けてしまったのかもしれませんよね~!

さっそく新品ラジエターキャップ(バルブ)と取り換えて様子をみることにしました。

今度は正常な圧になるはずなので、始動して暖気運転して確認してみます。

すると、しばらくして・・今までにみえなかった症状が出てきました~!

そうです! ラジエターキャップを新品に変えたら正常な圧により、ラジエターからの漏れが判明したのでした~! (もう、いや~)   

不思議なのことに、この春の陽気になるまで気が付かず乗っていても、今まで赤ランプなど点灯しなかったのだろうか?ということです・・

寒い冬の間では、冷却水(クーラント液)があまり活躍しなくとも(不足していても)寒さによってオーバーヒートを免れるものなのでしょうかね~?

「ラジエター交換する費用は、少なくとも5~6万は必要になりますよね~」という話になりましたが、今年中の近いうちには買い替えるつもりらしいので応急処置的にどうにかできますか?との事で「数か月でももってくれたなら良いんですけど・・」と言われてしまい

ここまできたら仕方がないので、これを試すことになりました!

一か八かラジエターの漏れ止めケミカルを入れて様子をみることにしました!

とりあえず、近くのショップではこのケミカル品しか置いてなかったので仕方ありませんね~

*もし、これが効かなければ別のを試そうと思っていますが・・

他にも効き目のありそうなワコーズの漏れ止め剤や、ソフト99品とかあるようなのです。

もっと新しい年式の車両で、距離数もなければラジエター修理や交換を勧めたところですが、けっこう旧式のタイプで距離数も経過している車両だったので、今回は買い替えに賛成するものでした。

そしてこのケミカルの効能がどうだったか、まだ結果ははっきりとしませんが効き目によってはアップ(更新)する予定であります!